クロアゲハと聞いた時、どんな姿を思い浮かべるでしょうか。
私は、自然の多い原っぱや森の中で悠然と飛んでいる姿です。
蝶々すべてがきっとそうではないはずです。
色々な動物には、種類によって生まれ持った習性が違いますから、蝶々といってもクロアゲハの生態の特性があると思います。
今回は、そんなクロアゲハの生態や習性をまとめてみました。
クロアゲハの生態を知りたい!どんな習性をもっているの?
そもそもクロアゲハと大きさはどれくらいなのでしょうか。
成虫の前翅の長さは45ミリから70ミリ程度と言われています。
この大きさは、よく街でみかけるモンシロチョウ等と比べるとはるかに大きいことがわかります。
そして大きな特徴は、後翅です。
黒い大きな翅の端の方に赤斑の紋が並んでおり、この紋の大きさはそれぞれの個体では、ばらばらのようです。
この翅の外縁の紋の特徴は他の黒いアゲハ蝶の種類と見分けるのにも大きなポイントになります。
また、オスとメスとで習性が異なる点もあります。
基本的にクロアゲハは樹木が多く、茂ったような比較的暗い場所を好みますが、オスは日当たりの良く明るい所と日陰で暗い場所の境目あたりを蝶道として、飛ぶ習性があるようです。
また、オスには後翅の前方の縁に白い帯がありますが、メスにはそれがないのです。
このようなクロアゲハを観察するときは、森林や渓流沿いの山間部や平野部でみることができます。
最近では、樹々の多い公園などでみられるようにもなりました。
日中はやや高いところを飛びながら、ツツジなどの花に訪れて蜜をすっていることもあります。
まとめ
クロアゲハの観察は、自然いっぱいの野原や森林の中でしか見られないと思っていましたが、観察が意外にもできることがわかりました。
見た目も大きいので、見つけやすいと思います。
日中はすこし高いところを飛んでいるということなので、少し公園を歩きながら、うえを見上げてみてはいかがですか。
少し違う環境を感じる瞬間を感じることが出来そうです。