最近では、街中でもクロアゲハを見る事ができるようになってきましたから、今や外に出れば観察することはできます。

しかし、家で飼って間近で観察したいという人もいることと思います。

今やいろいろなコレクターがいますから、蝶々のコレクターからしたら、大きいクロアゲハを飼育することは、ロマンかもしれません。

今回は、そんなクロアゲハを飼育するのに、大事な餌を中心にまとめていきたいと思います。

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クロアゲハの成虫の飼育で気を付けることはあるの?

クロアゲハをどのような形で飼い始めるのかによって変わるかもしれませんが、ここでは公園で採集してきたクロアゲハを育てるということに、重点を置いてみたいと思います。

今まで、大きな公園で自然の中で悠然と暮らしてきたわけですから、急にプラスチックの箱にいれてしまうのには注意が必要です。

無理に出ようとして翅を傷つけてしまう可能性があるからです。

網でできた羽化器みたいなもので育てるほうが、翅を傷つける心配なく、経済的にも安心と言えそうです。

飼育器に入れた蝶々をすこし暗い所に置いてあげましょう。

明るい所に飛んでいく習性がありますから、明るいほうへ明るいほうへ行こうとして明るいとかえって疲れさせてしまうこともあるのです。

また、暑い所も蝶々は苦手です。

15度から25度くらいが適温と言われています。

25度以上になると、亡くなってしまう可能性がありますから、温度調節には気をつけてください。

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クロアゲハの成虫ってなんの餌を食べるの?

蝶々と言えば花の蜜を吸って生きているようなイメージがありますよね。

花と言えば甘い蜜を想像しますが、餌の甘さは甘ければよいというものではありません。

甘すぎても逆に消化器官に詰まってしまい、かえって注意が必要となります。

そのため、基本的に甘いものを水で薄めるというイメージが良いかと思います。

例えば砂糖水を薄めたり蜂蜜を水で薄めたりして飲ませてあげます。

この際にも甘さが濃くならないよう、自分でなめてみて、少しだけ甘さを感じるくらいが丁度良い甘さとされています。

なお、餌をあげる際は、翅を持ったまま、針やピンセットなどで口吻を伸ばして餌につけ、

飲み始めるのを待ちましょう。蝶が飲み始めたら、ゆっくりと蝶の翅を離してあげるとそのまま飲み続けます。

また、のどが渇いている場合は、餌を蝶のそばに近づけると自分で口吻を伸ばして、勝手に飲むこともあります。

よって、餌を与える前に蝶を少しの間飛ばしておくとより餌を与えやすくなるのです。

まとめ

普段、自然の中で暮らしているクロアゲハをいざ飼育するとなると、色々と気に掛けなければならないのです。

大切に飼育するには、適切な温度環境の中で、適度な甘さの餌を用意して、与えてあげる事がポイントになります。

この点を注意して大事に育ててあげて下さい。

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