ベニシジミをご存知でしょうか?

決して貝の仲間ではありません!!

ベニシジミは草地でよく見られる蝶です。

多く見られることから、蝶のマニアには希少性が少ないためあまり人気はないようですが、ベニシジミの飼育方法や越冬について調べてみました。

ベニシジミ 飼育 越冬

ベニシジミの特徴

ベニシジミの名前の由来は、羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられたようです。

ベニシジミは、北海道、本州、四国、九州など、広い地域で見ることができ、成虫は、年に3~5回ほど、3月~11月の早春から晩秋まで草地や人家周辺で普通に見られ、多くは花に集まるようです。

また、海外でも広く分布しており、ユーラシア大陸、北米大陸などでもみられるそうです。

小さいですが、綺麗なオレンジ色が目を引き一般的には人気のある蝶のようです。

春型と夏型があり特に春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしく見えるようです。

しかし、簡単に見ることができるため収集家マニアの方には希少性がないためあり人気がないようです。

ベニシジミに限らず、一般的に蝶の成虫を採集して飼育したいというかたも多いのではないでしょうか。

ベニシジミの成虫の飼育と越冬幼虫について

採集してきた蝶を飼うことはなかなか難しいとされてるようです。

カブトムシやクワガタムシなどのように、餌を与えながら長い間生かせること自体が難しいとされているようです。

蝶の種類によって寿命も変わってくるらしいのですが、通常捕らえた蝶を飼えるのは数日~1ヶ月程度のようです。

成虫の飼育については、まだまだ未知の世界とされているようですので、成虫を飼育してみたいと思っている場合には、自分なりに長生きさせる方法を見つけて研究する必要がありそうです。

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成虫の観察飼育

本来は、解放飼育をしてあげるのが望ましいようですが、飼育器にいれて蝶を観察する場合には、出来るだけ暗いところに置くとよいようです。

あまり明るいところに置いてしまうと、明るい方向へ活発に飛ぼうとしてしまい、疲れてしまうようです。

また、温度は15~25℃が好ましく特に夏に25℃以上になってしまうと弱ってしまう確率が高くなってしまうため注意が必要のようです。

蝶に与える餌は次のようなものがあり、お手軽なものをあげてみました。

餌をあげるときには、甘いのが好きだからといってあまり甘すぎると蝶の消化器官に詰まってしまい腹部が硬くなり弱ってしまうことがあるため、甘くなりすぎいように人間がなめて少し甘さを感じる程度が良いようです。

  • 砂糖+水:ぬるま湯などで、砂糖を解けやすくしてから作るとよいようです。
  • ハチミツ+水:ぬるま湯などで粘り気がなくなるまで薄めるとよいようです。
  • ポカリスエット:そのまま与えてもよいようです。

また、飛翔力は弱くないが、あまり移動性は強くはないようなので、吸蜜用の花を用意してあげるのも飼育の一つの方法のようです。

ベニシジミは越冬幼虫

ベニシジミは成虫では越冬ができないとされており幼虫で越冬するとされています。

まれに成虫で越冬することもあるようです。

春になって翅がボロボロになってしまうベニシジミを見かけたら頑張って冬を越したんだね!と声をかけてあげるとよいかもしれません。

越冬幼虫は、11月中旬~翌2月末ごろまでで、幼虫の餌となるスイバやギシギシは冬になるとロゼットと呼ばれる冬越しの状態で越冬することから、冬でも葉が落ちずに残っていて、その葉には越冬状態のベニシジミの幼虫がいることがあるそうです。

ベニシジミの幼虫は冬の季節の暖かい日は葉を食べて地道に成長していくため、早春のまだ寒い時期に成虫になったベニシジミに出会うことがあるようです。

まとめ

最初、ベニシジミと聞いて貝だと思っていましたが、実は蝶だと知り、ちょっと自分に笑ってしまいました。

一般的にはよく見られる蝶ですが、成虫の飼育をするには繊細に気を使ってあげて一日でも長く観察できるようにしてあげることが大事なようですが、自然の生き物は、開放した環境で観察をしてあげるのが、一番喜んでくれているように思います。

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