蝶の幼虫って聞くと、某怪獣特撮のアレを思い出す方も多いと思います。
しかし、オオムラサキの幼虫は慣れてくると結構かわいらしい表情をしているのです。
そのかわいらしい表情がネットで話題を生み、飼育したい方が増えて人気が出てきました。
今回はそんなオオムラサキの幼虫の飼育方法やエサなどについてご紹介していきます。
オオムラサキの幼虫の飼育方法について
まず、オオムラサキの寿命はわずか1年ほどしかありません。
飼育も非常に難しい蝶で、現在では準絶滅危惧種にも指定されている貴重な蝶ですので、安易な気持ちで飼育することはオススメしません。
それを踏まえた上で、今回はオオムラサキの幼虫の時期に照準を絞って飼育方法をご紹介します。
オオムラサキの幼虫はエノキの葉っぱをエサとします。
プラケースで飼育する場合はエノキを採集して与えるのが一般的になります。
飼育する人の中ではベランダでエノキの苗木を育て、そこで幼虫を飼育される方もいらっしゃるようですが、自信が無い方はプラケースで飼育した方が手入れなどをし易いのでそちらを検討してみてください。
プラケースの場合に注意しなくてはいけないのが、エサであるエノキがすぐに枯れてしまうということです。
ですので、飼育前に幼虫のエサであるエノキが近隣ですぐに調達できる環境があるか調べてからの方が良いですね。
もし近隣にエノキが無い場合は植木屋でも販売しているのでそちらも覗いておくと困ったときに役に立ちます。
オオムラサキの幼虫は6回脱を繰り返してからサナギへと成長していきます。
約1年くらいは幼虫とサナギの期間がありますので、しっかり飼育環境を整えて成長を見守ってあげたいですね。
あと、飼育する上で注意することは、なるべく室外で飼育することです。
それは、暖房などの温度差が原因で成長に狂いが生じてしまうからです。
オオムラサキの幼虫はカルピスが好物?
オオムラサキの成虫をカルピスで飼育している方が結構いらっしゃいます。
では、幼虫もカルピスで飼育できるのかな?と思い調べて見ました。
結果、カルピスをエサとして幼虫に与えることは出来ません。
成虫になったオオムラサキは樹液などの蜜をエサとするため、カルピスでも代用することが出来ますが、幼虫の時期は樹液や蜜をエサとしないからです。
まとめ
オオムラサキの幼虫を飼育する上で重要なのはエサであるエノキの確保と自然に近い環境で育てることです。
オオムラサキの飼育は細心の注意を払っていても難しいと言われていますので、飼育前にしっかりと準備をしてから飼育を開始するようにしてくださいね。