クロアゲハの卵を見た人は数少ないと思います。

クロアゲハの卵ってどんな色をしているのか、どういう風に孵化していくのか、想像も難しいですよね。

柑橘系の樹の葉についたどんな卵がクロアゲハの卵なのか、判断できるようになると家での孵化も楽しめるかもしれません。

今回は、クロアゲハの卵から孵化についてまとめていきたいと思います。

クロアゲハ 卵

クロアゲハは卵から孵化するまでどれくらい掛かるの?

クロアゲハは、よくみかんやレモンなどの柑橘系の樹木の葉っぱに卵を産み付けます。

一度の産卵で個体差もありますが、約50個~200個の卵を産むのです。

産卵の習性として、一度に全部同じ場所に卵を産み付けるのではなく、少しずつ離れた場所へ卵を産み付けるのです。

この理由は、敵に見つかりにくくするためや、卵から孵化した時に食べ物がなくならないようにするためです。

また、葉っぱだけでなく、枝に産卵することも多いのが特徴としてあげられます。

では、実際にクロアゲハの卵は産卵してから、どれくらいで孵化するのでしょうか。

クロアゲハの幼虫は産卵してから大体5日間~7日間で卵から孵化するのです。

卵は産卵した当初は黄色っぽい色をしていますが、日にちが経過するとともに段々茶色や黒のまだら模様となるのです。

この模様が中で幼虫になっている証拠なのです。

ちなみに、孵化した幼虫は自分が中に入っていた卵を食べてしまうのです。

実はこの行動には、重要な意味があるのです。

幼虫が入っていた卵の殻には豊富な栄養が含まれており、この殻を食べる事で幼虫は生きていくための栄養素を蓄えるのです。

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まとめ

クロアゲハの卵は少しずつ離れて産卵していくので、パッと見てここにあるってわかるとうものではなさそうです。

クロアゲハという種族を途絶えなさないように、産卵する場所をばらばらにしたり、幼虫が卵を食べて栄養源を摂取したり、生きていくために工夫しているのでしょう。

でも、見つけたらせっかくの機会ですから様子を観察してみてください。

一日一に卵の色の変化から元気に育っているのかも分かっていけますし、最終的には卵も食べるところまで見てみたいものですね。

卵から孵ってもこれからの旅が始まるわけですが、その旅の始まりを見届けていきましょう。

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