イナゴなどは、昔からスーパーでも販売されていました。
戦後の食料難の時代には貴重なタンパク源として食べてきました。
蚕の蛹料理は、日本ではそれほどメジャーではありません。
蚕の蛹料理!蚕の蛹の味は意外に美味しい!?
蚕の蛹は中華食材店に行けば、普通に手に入ります。
1Kgほどのパックで販売されていました。
ただ、野蚕がほとんどです。
蚕自体は桑の葉のみを食用としていますので、青臭い味と香がします。
家蚕なら更にクセはなくなるでしょう。
しかし、野蚕も調味料を使う料理では、臭みはなくなります。
蚕の蛹の唐揚げはカラッと揚げれば香ばしくて、エビに近い食感ですが、臭みより、味に独特のえぐみがあります。
蚕の蛹の炒めものは、ころりとした姿に唐揚げよりリアリティがあり、口に運びにくいのですが、食べてしまえば、野菜の味の方が強いくらいで、知らないうちに箸が進みます。
揚げ物と同じような、若干のえぐみと臭ささが鼻に残ります。
蚕の蛹の蒸し物は、皿に山のように積まれた黒い固まりで、怯みます。
レモンを絞って、頂きます。
美味しいと表現するのは難しいです。
あえて蚕を食べなくてもいいのではないかと思いますが、食料がこれしか手に入らないなら、なかなかいけるかも知れません。
姿さえ気にしなければ、普通にいけます。
まとめ
蚕の蛹が佃煮として売られていたら、それを普通に食べているシーンは容易に想像できます。
私たちは、姿形では到底食べる気にならないナマコやクラゲや蜂の子までも、美味しいと言って食べてきました。
今更、蚕の蛹では拒否する理由も見当たりません。
デパートやスーパーで日常的に販売されていたら、一度は食べてみたくなりますね。
食べ慣れてしまえば、普通に食べられるほどの臭いと味です。
あえてお勧めはしませんが、宇宙食として、貴重なタンパク源と聞けば、素直に頂きます。
あの金属臭だけは消してたいのですが、日本料理なら、お酒とお醤油、みりんで消せる程度です。
一度ご賞味下さい。