キアゲハの飼育に使うエサは何がいいのでしょうか?

手軽に自然界で入手できるものならいいのですが、スーパーなどで売っているものを買ってきて与えても大丈夫なのでしょうか?

また突然エサを食べなくなった時、幼虫には何が起こっているのでしょう?

キアゲハの幼虫にエサを与える際の問題点や注意点についてご紹介します。

キアゲハ 幼虫 エサ 食べない

キアゲハの幼虫のエサで適しているのは?

アゲハチョウの幼虫とキアゲハの幼虫では、食べるエサが異なります。

アゲハチョウはミカンや柚子、山椒などのミカン科の植物を食べるのに対し、キアゲハはセリや人参、三つ葉、パセリなどセリ科の植物を好むそうですので、間違えないようにしないといけませんね。

幼虫の段階で見た目にも大きな違いがありますので、どちらの幼虫であるか正しく判断することが大切です。

ちなみに、アゲハチョウの幼虫は全体的に緑色で頭部近くに目玉のような模様があり、キアゲハの幼虫は緑と黒の縞模様にオレンジ色の斑点があるのが特徴となります。

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キアゲハの幼虫がエサを食べない場合はどうしたらいい?

幼虫がエサを食べない理由は色々あるようですが、単に好みの違いであればエサを変えてあげれば解決するかもしれません。

また、若齢幼虫はかたい葉を食べることができないので、やわらかな若芽を与えるように心がけることが必要でしょう。

また、脱皮のの前には動きが鈍くなりエサを食べなくなる場合もあるそうですので、毎日のこまめな観察も大切ですね。

しかし、これ以外で一番こわいものがあるのです。

それは少しでも農薬を散布されたことのあるエサを与えてしまった時で、この場合は命にかかわる場合が大半ですので、動きが悪くなりエサを食べなくなったらあきらめた方がよさそうです。

今後はエサの入手の際には細心の注意をはらうようにしたり、ご家庭で無農薬野菜を栽培するのが一番の解決法となるでしょう。

まとめ

キアゲハはセリ科の植物が好みのエサなのですね。

しかし、スーパーなどで販売されているこれらの野菜には、栽培の際に農薬が散布されている可能性が高いです。

農薬の残有量が人間にとっては問題ない量であっても、小さな幼虫には命に関わります。

しかもそもそも農薬は虫を駆除するために散布されるものですので、それを食べれば間違いなく生命の維持ができなくなりますよね。

幼虫を安全に飼育するためには、完全無農薬のエサを探すことが必要となりますので、家庭菜園で栽培するという選択肢も重要になるでしょう。

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