暖かくなってきて、花が咲き始めるとアゲハチョウがどこからともなく飛んで来ますよね。
そんなアゲハチョウを見ていると、いつまで経っても飽きません。
のんびり優雅に飛んでいるアゲハチョウを見ていると、時間が経つのがゆっくりと感じられますが、アゲハチョウの寿命はどの位あるのでしょうか。
卵から幼虫、成虫になるまでの期間と平均寿命について調べてみました。
アゲハチョウの寿命はどの位?
アゲハチョウは、柑橘類の木に卵が産み付けられて、孵化します。
アゲハチョウの幼虫は、この柑橘類の葉を食べ、4回の脱皮を繰り返し、黒や濃い茶色の幼虫から、鮮やかな緑色の幼虫へと変化します。
幼虫の頃の姿は、嫌う人もいるかもしれませんね。
体長は脱皮のたびに大きくなっていき、最終的には40~50mm程度になると、蛹になり、成虫になる準備をします。
その後蛹から出て、幼虫のときとは全く異なる姿となり、空に飛び立ちます。
簡単にアゲハチョウの一生を説明しましたが、それぞれの期間はどの位あるのでしょうか。
卵から孵化して、幼虫の時期がおおよそ25日程度のようです。
蛹の期間が1週間程度で、成虫となってからはおおよそ2週間程度の寿命のようです。
そのため、全てを合わせても40日~50日程度の寿命が一般的なようです。
蛹のまま越冬する場合は、その分数ヶ月は寿命が長いですが、その間は活動する事はないので、活動できる期間は越冬に関係なく同じではないでしょうか。
とても優雅で美しいアゲハチョウですが、短い期間に一生が凝縮されているのですね。
まとめ
ユラユラととても優雅に美しく飛ぶ姿を見せてくれるアゲハチョウですが、その一生はとても短いのですね。
1年間に3~4回産卵の時期があると言われるように、1年間でそれだけ世代交代しているということになります。
そう考えれば、平均寿命は40日~50日というのが妥当なのでしょうか。
ゆっくりのんびり生きているように見えるアゲハチョウは、実は短い期間に一生懸命生きているのだと感じます。