ヒラヒラと舞い踊るチョウ。
その姿からは幼虫の頃の姿など想像できませんよね。
青虫と聞けばなんとなくイメージする大きさは2~3cmほどなのではないでしょうか。
「幼虫は小さいので、誤って餌と共に捨てないように」というほど小さなモンキチョウの幼虫ですが、実際はどのぐらいの大きさをしているのか気になりますよね。
今回はモンキチョウの幼虫の大きさや特徴についてご紹介します。
モンキチョウの幼虫の大きさは?
モンキチョウの卵は、1.5mmほどの大きさしかありません。
産み出されたばかりの卵は白色→黄色→赤色→黒色と徐々に卵の色が変化していきます。
黒っぽくなったら孵化が近いというサインです。
卵の大きさからわかって頂けるように、幼虫は非常に小さいのです。
孵化間もない頃だと、卵の大きさと変わらぬ1.5mmだそうですよ。
この大きさですとシロツメクサの葉についていても見落としてしまいそうですね!
この頃は顔が黒いことが特徴で、2.5mm程度の大きさまで成長します。
基本的に初期の幼虫の頃は食べた葉っぱの色に合わせて自らの体色が変わります。
補色という意味があるのでしょうね。
モンキチョウ幼虫は、成虫になるまでの間に4回の脱皮を繰り返しつつ、大きくなります。
1度目の脱皮を迎えると顔の色は黒色から体色と同じ緑色になります。
そう思うと、産まれたての顔の黒い時期はとても貴重だということがわかりますよね。
2度目の脱皮を迎える頃には5mm程度、3度目の脱皮を迎える頃には10mm程度、最後の脱皮を迎える頃には16mm程度の大きさまで成長していきます。
最終的には、30mm程度に成長したあとに成虫になるための蛹を作ります。
色は単純に緑色というわけではなく、3度目の脱皮を迎えると身体の側面に白っぽい線が浮き出てきます。
この線は徐々に白から黄色へと色付いていき、蛹になる直前には身体の側面の線が鮮やかな黄色になります!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はモンキチョウの幼虫の大きさや特徴についてまとめてみました。
モンキチョウの幼虫の大きさは、最初1.5mm程度のものが脱皮を繰り返して3cmほどの大きさまで成長するということがわかりました。
また、産まれたての幼虫は黒い顔をしていること、身体の側面の線の色が鮮やかになっていくということも併せてわかりました。
ぜひ、この成長の感動を目で味わって頂きたく思います!