オオムラサキと聞くと「綺麗な羽を持つ蝶」とイメージする人は多いと思います。
しかし、蝶の幼虫をイメージするとウネウネと木や葉っぱを動くイモムシのような形を想像し、近寄りがたいと感じてしまいますよね。
蝶の中でもオオムラサキは成虫時の美しさと、幼虫時の可愛らしさを併せ持ったハイブリッドな蝶なのです。
美しい成虫時も確かにオオムラサキの人気の1つなのですが、インターネットの普及でオオムラサキの幼虫の画像や写真が出回ったことにより、幼虫の人気が急上昇したのです。
今回は、そんな可愛いオオムラサキの幼虫の魅力をご紹介していきます。
オオムラサキの幼虫ってどれくらいの大きさ?
オオムラサキはチョウ目タテハチョウ科に分類される蝶の中では最大の大きさで、近くでオオムラサキが飛んでいると羽音が聞こえるほどの迫力があります。
ですが、オオムラサキの成虫の大きさとは逆に幼虫の時は大きくても50mmほどしか大きくなりません。
孵化したばかりですと1mmほどしかありませんので、自然の中で見つけるのはかなり困難ですね。
オオムラサキの幼虫が人気の理由は可愛い見た目にある!?
オオムラサキの幼虫が人気の最大の理由は可愛らしい見た目ですね。
小さい体に2本の角が生え、もそもそと動く姿はまさに自然界のアイドルのような風格があります。
しかし、孵化してからすぐにこの可愛い姿をしているわけではありません。
孵化してから1度目の脱皮(2齢幼虫)をした頃に、小さな体から2本の角と背中に4つの突起物が出てきます。
そして、この2齢幼虫という時期は一番オオムラサキの幼虫が激減してしまう時期なのです。
初めての脱皮が上手くいかなかったり、アリに食べられてしまったりと、可愛い見た目とは裏腹にかなりハードな自然界の厳しさに晒されるのです。
そういう状況を知ると、さらに愛でる意欲や愛着が沸いてきますね。
まとめ
過酷な環境で育ちながらも懸命に生きる小さなオオムラサキの幼虫は、可愛い見た目と厳しい自然界を生きる姿というギャップもあって人気が高まったのかも知れませんね。