アゲハチョウの幼虫ってどれも同じ方法で飼育すればいいってわけではないのです。
ジャコウアゲハを飼育するためにはどのようなことに注意すれば良いのかを書いていきます。
ジャコウアゲハの幼虫の飼育方法
ジャコウアゲハの幼虫を飼育するために準備するものとしてまずは快適な家を作ってあげましょう。
ホームセンターなどで売られている飼育籠で十分です。
その飼育籠の中ジャコウアゲハのエサとなるウマノスズクサを入れてあげてください。
このときウマノスズクサはペットボトルに刺すように入れ、乾燥を防ぐために底のほうに水を染み込ませた綿などを入れると良いです。
また密閉容器で飼育する場合、夏の気温と湿度に十分注意してあげないと亡くなってしまいますので、換気には注意してください。
共食いをしてしまう恐れがあるので、複数匹を飼育する場合は1匹ずつ別々の籠で飼ってください。
ジャコウアゲハの幼虫のエサ
ジャコウアゲハの幼虫のエサはウマノスズクサという食草です。
このエサの確保が思っているよりも大変なのです。
例えば、飼っているジャコウアゲハのために家の庭などにウマノスズクサを育てるとします。
しっかり見張っていないと、どこかからそのウマノスズクサを見つけたジャコウアゲハが卵を産み付け、卵からかえった幼虫に葉っぱがなくなるまで食べつくされてしまいます。
見張っていても阻止するのは無理でしょう。
しかし食べられているのを黙って見ているわけにもいきません。
自分が飼っているジャコウアゲハのエサは確保しなくてはいけないのです。
無断で産み付けられたジャコウアゲハの幼虫に罪は無いのでその葉は譲って、新しくウマノスズクサを探してあげてください。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサが大好き
ジャコウアゲハの幼虫が食べるのはウマノスズクサだけです。
しかも大食いているので、結構な量のウマノスズクサを用意しなければいけません。
1匹のジャコウアゲハを成虫になるまで育てるには約1mのウマノスズクサが必要です。
大したことないと思いがちですが、体の大きさから考えたら立派なものです。
根を食べられることなくサナギになれば、同じ場所にまたウマノスズクサが育ちますが、さなぎになる前のジャコウアゲハの幼虫はガリガリとかじっていくので残すのは大変そうです。
まとめ
ジャコウアゲハの幼虫を飼うためにはまず飼育籠を用意し、エサであるウマノスズクサを準備してあげましょう。
ウマノスズクサは他のジャコウアゲハの幼虫に食べられてしまわないように注意してください。