青い翅のアゲハチョウと聞くと、「本当に存在るの?」と思うかもしれませんが、意外と身近にも青い翅を持つアゲハチョウがいます。
青い翅のアゲハチョウは、とても見た目が神秘的で心惹かれます。
できれば図鑑で見るだけではなく実際に動いている青い翅のアゲハチョウを見てみたいと思いませんか?
日本で見られる青い翅のアゲハチョウの種類にはどんなものがあるのでしょうか?
まとめてみました。
アゲハ蝶の種類は?青の翅が印象的!
日本で見られる青いアゲハ蝶の種類は意外と多くいます。
具体的にどんな青いアゲハ蝶が見られるのかというと、こちらです。
アオスジアゲハ
黒い翅の中央にエメラルドのような青い筋が1本入っているアゲハ蝶です。
高い飛翔力、速いスピードで木々や花の中を飛びます。
幼虫は公園や学校にもよく植えられているクスノキで見つけられます。
そのため、街中でも見つけやすいアゲハ蝶になります。
分布は、北限を秋田周辺として南は沖縄まで見かけられます。
大きさは3.2~4.5㎝程度です。
カラスアゲハ
黒っぽい翅で翅の表面が緑から青色に輝いています。
見る角度によって色が変わり、とても美しいです。
都会よりも郊外でよく見られます。幼虫はコクサギやサンショウ、キハダなどで見かけられます。
分布は、北海道・本州・四国・九州・沖縄と日本各地です。
大きさは4.5~8㎝程度です。
ミヤマカラスアゲハ
青緑色に輝く翅が美しいアゲハ蝶です。
カラスアゲハにも似た翅ですが、ミヤマカラスアゲハの方がより鮮やかで美しい印象です。
街中よりも山奥などの渓流沿いで見かけられます。
幼虫はキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダンなどで見つけられます。
分布は、北海道・本州・四国・九州と日本各地です。
大きさは3.8~7.5㎝程度になります。
ミカドアゲハ亜種
ミカドアゲハの沖縄・八重山亜種は、他の地域では黄白色の部分が青白い色になっています。
山地の渓流沿いでよく見かけられます。
幼虫はオガタマノキ、タイサンボクなどで見つけられます。
大きさは4~5㎝程度です。
まとめ
青い翅の蝶というと見つけるのが難しいような印象がありますが、アオスジアゲハのように街中でも見つけられるアゲハチョウがいます。
蝶が見られるシーズンは大体4月から9月頃になりますから、この時期に探してみてくださいね。