アゲハ蝶が蛹になると、幼虫のころとは違い動きませんからなんともさみしいものですね。
ところで、あなたが飼育しているアゲハ蝶の蛹は何色でしょうか?
アゲハ蝶の蛹というと、なんとなく緑色、あるいは褐色のものといった印象があるかもしれませんね。
ところが実際はアゲハ蝶の蛹の色はさまざまで、緑色から褐色、薄茶色、オレンジがかった色とたくさんの色があります。
しかも、個体差があるため、同じ飼育ケースで育てたとしても違う色の蛹になることもあるのです。
このアゲハ蝶の蛹の色についてですが、アゲハ蝶の蛹の色が個体ごとに違うのは問題がありません。
しかし、もし、蛹になってから途中で色が変わった場合には注意が必要になります。
アゲハ蝶の蛹の変色の原因は?
アゲハ蝶の蛹の色が蛹になってから変色しだしたのなら、それは寄生虫が原因で蛹が亡くなってしまった可能性が高いです。
例えば、「緑色の蛹だったのにいつの間にか褐色になっていた」、「もともと茶色系の蛹だったがより濃い褐色に変わった」、「蛹の色がまだらになってきた」、「蛹の表面がじっとり湿ったような感じになってきた」など。
こんな風な変化があったなら、蛹に寄生虫がついてしまいアゲハ蝶がダメになってしまったといえます。
アゲハ蝶の蛹が本当にダメになったのかどうかを確認するには、蛹のお尻の部分をそっと触って優しく曲げてみてください。
もし、蛹が生きているのなら蛹が動きます。
蛹になるとまったく動かないような印象がありますが、生きていれば外から刺激を与えられると動きます。
くれぐれも蛹を壊さないように曲げる注意が必要ですが、生きているのかどうかがわからない場合には試してみてくださいね。
アゲハ蝶の蛹に寄生する虫は?
アゲハ蝶の蛹に寄生する可能性のある虫としては、アオムシコバチ、ヤドリバチ、ヤドリバエなどのハチやハエになります。
これらの虫は気がつかないうちにこっそりと蛹に卵を産みつけていきますから、アゲハ蝶が蛹になったら予防策として飼育ケースを防虫ネットでおおっておくのがおすすめです。
まとめ
アゲハ蝶の蛹の色が途中から変色しだしたら注意が必要です。
蛹が生きているのかどうか確認してみてくださいね。
また、蛹をよく観察してみて小さな穴が開いているような場合にも寄生虫に寄生されてダメになっている可能性が高いです。