大きく美しいモンキアゲハを幼虫の頃から観察し、完全変態するまでの経過を見届けたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
モンキアゲハをきちんと最後まで飼育するには、いくつかの注意点があります。
今回はモンキアゲハの飼育方法や幼虫の期間についてご紹介します。
モンキアゲハの飼育方法は?
モンキアゲハの飼育は比較的簡単だとされていますが、いくつか注意点があります。
モンキアゲハは大きいチョウであるため、その分幼虫の身体も大きくなります。
餌を切らすと弱ってしまう原因になりますが、食べる量も大量ですので、餌を切らさないようにする必要があります。
もう一つ、モンキアゲハの幼虫は高温多湿に弱いため、密閉容器で育てるより解放飼育がオススメだそうです。
終齢になると食草を入れた容器の上からネットをかけて、蛹を見逃さないようにしてあげてください。
さなぎになる兆候が見られたら虫捕り容器などに入れて捕獲しておくのもいいかもしれませんね。
また、外に置いて飼育する場合は寄生虫の襲撃を避けるためにも最初からネットがけをしておくことが効果的です。
モンキアゲハの幼虫の期間は?
モンキアゲハの幼虫の期間は個体差や温度にもよりますが、20日ほどの間だそうです。
通常卵は4、5日で孵化しますが、10日近くたっても孵化しなかった場合、寄生虫に寄生されている可能性があります。
そのときは可哀想ですがそのまま孵化しない確率の方が高いでしょう。
チョウにおける飼育で寄生虫や感染症といったことは案外よくあることです。
生命の儚さや大事さを私たちに教えてくれますね。
【モンキアゲハ】幼虫(アゲハチョウ科) カラスザンショウで休んでいました。早く蛹にならないと年が越せなくなるぞと心配になった。頭の周りのも模様が粋です。 pic.twitter.com/dfxL1UPVa0
— Akio shindoh (@ashindoh3) 2016年11月14日
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はモンキアゲハの飼育方法や幼虫の期間についてまとめてみました。
モンキアゲハの幼虫はたくさん餌を食べるため、餌は常に切らさないようにすることにくわえ、高温多湿を避け通気性のいい状態で飼育する必要があるということがわかりました。
また、幼虫の期間は20日前後でさなぎになるということがわかりました。
モンキアゲハの幼虫から成虫であるチョウになる瞬間は、とても貴重であるため、ぜひお育てになって見届けてあげてほしいと思います。