アオスジアゲハという蝶をご存知でしょうか。
その名のとおり黒い翅に美しい青い筋模様が色が特徴的な、非常に美しい蝶です。別名クロタイマイいい、都会でも見ることができます。
この美しい蝶を、自分で飼育してみたい!
そう思ったら、どのようにすればよいのでしょうか。
実は、アオスジアゲハの成虫は蝶の中では動きが早く、捕まえることは難しいのです。
比べて幼虫は、街路樹でもおなじみのクスノキを食べて育つので、幼虫を見つけて飼育するのが一番簡単なのです。
今回は、成虫になってからのアオスジアゲハの生態と飼育方法をご紹介します。
アオスジアゲハの成虫の飼育方法は?
アオスジアゲハの成虫は、昼間、すばしっこく飛び回りながら、色々な花や樹の密を食べています。
中でも、オスは、吸水のために集団で水場近くを飛び交うこともあります。
このように、アオスジアゲハはとても活動的な蝶です。
そのため、小さな虫かごに閉じ込めたのでは、すぐにかごに翅があたって傷み、ボロボロになってしまいます。
ですから、できるだけ大きな、ネット状の容器を飼育器として用意してあげましょう。
日光があたると、蝶の動きが活発になり、翅を傷めてしまうので、飼育器はやや日陰の涼しいところに置くとよいでしょう。
餌は、砂糖水かハチミツを薄めたもの、もしくはスポーツドリンクを脱脂綿に含ませて与えます。
ただし、置いてあるだけでは餌と認識しないので、優しく乗せてピンセットなどで口の管を伸ばして、これが餌なのだと気付かせてあげてください。
また、濃いものは口の管に詰まってしまうので、注意が必要です。
そして、前述のとおり、オスは吸水をすることがありますから、必ず水も用意してあげてください。
アオスジアゲハの成虫の寿命はどのくらい?
成虫になってからのアオスジアゲハの寿命は、約2週間。
長くても1か月ほどです。
その間にオスとメスが出会って産卵するのです。
まとめ
いかがでしょうか。
アオスジアゲハの成虫は、その活発さから、捕まえるのも飼育するのもなかなかに難しそうです。
また寿命も短く、恋をできる期間もごくわずか。
成虫を閉じ込めて飼育するよりは、幼虫を採取して成虫まで飼育し、羽化したら自然に放してあげるのが一番よいのかもしれませんね。