越冬とは生き物たちが気温が下がる冬を乗り切ることです。
生き物の中には冬眠するものもいますよね?
ではルリシジミはどのようにして越冬するのでしょうか。
今回はルリシジミの越冬についてみていきましょう。
ルリシジミの越冬について
ルリシジミがどのように越冬していくのかみていきましょう。
どう越冬するの?
ルリシジミは蛹(さなぎ)の状態で越冬していきます。
ちなみにですが、ルリシジミはシジミチョウ科に分類されています。
シジミチョウ科に分類される全ての蝶が蛹で越冬するわけではありません。
リリシジミは桶で越冬しますが、蝶によっては成虫であったり幼虫だったり、卵だったりするんです。
中には越冬の仕方が決まっていないという蝶もいます。
なぜ蛹で越冬するのか
蛹の状態は無防備な状態になります。
そのため敵に狙われやすくなってしまいます。
しかしそれでもルリシジミは蛹で越冬するのです。
蛹で越冬する理由は餌を必要としないからです。
そのため寒い冬の長い間過ごしていくことができるのです。
越冬させるために注意すること
自宅でルリシジミを飼っている人も少なくないでしょう。
自宅で飼っている場合であっても冬には越冬させる必要があります。
なぜなら冬には餌となる花が咲いていないため密を吸うことができないからです。
気温がある程度低くならないと蛹にならないのだそうです。
そのため自宅で飼っているルリシジミの場合は、屋外に置いたり室内でも気温の低いところ(玄関や廊下)に置くなどする必要があります。
また蛹の状態は無防備な状態なので敵に狙われないようにする必要もあります。
春には羽化する
蛹の姿で越冬したルリシジミは、春になると羽化します。
室内で育てていると気温の変化がないので越冬、羽化しにくいようです。
できれば外の気温を感じることができるような場所で飼育するようにすることをおすすめします。
まとめ
ルリシジミの越冬についてまとめていきました。
- ルリシジミは蛹になって越冬を行う
- 蛹になると餌がなくても越冬可能
- 室内で飼うなどで気温が高いと越冬せず冬を生き伸びることができなくなる
- 蛹の姿で越冬したルリシジミは春に羽化する
いかがでしたか?
なぜ蛹で越冬するのかも分かりましたね。
もし冬に蛹になっているルリシジミを見かけても触ったりしないで下さいね。