飼育しているアゲハ蝶が羽化したけど、全然飛ぶ気配がない。
家の近くで羽化したアゲハ蝶が飛んでいかない。
そんな場面を見ることもあるかもしれませんね。
アゲハ蝶が飛ばないのを見ると少し心配になってしまいますよね。
飛ばない原因は何でしょうか?
ここではアゲハ蝶が飛ばない原因や対策方法についてご紹介します。
アゲハ蝶が飛ばない原因は?
アゲハ蝶は羽化した後2時間くらいは翅を乾かすためにじっとしています。
周囲の環境によっては、乾くのに4時間ほどかかることもあるようなので、まずは翅が乾くまでは触らないように注意して下さい。
4時間ほど経っても一向に飛ばないような場合は、羽化に失敗してしまった可能性があります。
羽が伸びきっていない場合は分かりやすいかもしれませんが、きちんと翅が伸びている場合でも、一部がくっついてしまい羽ばたけず、飛べなくなってしまう事もあるようです。
アゲハ蝶の羽化不全は割とよくあることのようですが、羽化直後に地面や床に落ちてしまうと、羽化不全になってしまう確率が上がるようです。
また、羽もしっかりと乾き、異常もなさそうなのに飛ばない場合もあるそうです。
このような場合は気圧や気温などが関係していると言われているようです。
冬などの寒い時期には動きが鈍くなり、飛ばないこともあるかもしれませんね。
アゲハ蝶が飛ばない場合の対策は?
アゲハ蝶が羽化不全で飛べない場合、人の手で翅を伸ばしてあげる、というようなことはできないようです。
飼育しているアゲハ蝶の場合は、きちんと羽化ができるように、飼育ケースに翅を乾かすときにしっかりとつかまることができるように、タオルなどを壁から床にかけて垂らしてあげるといいそうです。
乾かしている間は決して触らないようにしてくださいね。
飛べないアゲハ蝶は野生下ではすぐに捕食者に食べられてしまいます。
外で見かけた場合は、保護してあげるのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアゲハ蝶が飛ばない原因や対策についてご紹介しました。
アゲハ蝶が飛ばない場合の主な原因は、羽化不全になるようです。
飼育している蛹が羽化しそうな場合は、しっかりとつかまれる場所を作ってあげ、羽化直後は衝撃を与えないように十分気をつけてあげましょう。