アゲハ蝶は幼虫から成虫になるときに蛹になります。
皆さんも緑色のアゲハ蝶の蛹を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
ですが、アゲハ蝶の種類によっては思っていたものと全然違う蛹になる場合もあるようです。
ここではアゲハ蝶の蛹の種類についてご紹介します。
アゲハ蝶の蛹の種類について
皆さんはアゲハ蝶の蛹と聞くと、どのような蛹を思い浮かべるでしょうか?
だいたいの方が木の枝などにくっついている緑色の蛹を思い浮かべるのではないでしょうか?
アゲハ蝶の蛹は、どの種類も似たような形になり、色も緑色が多いので、蛹の状態で見分けるときは頭部の突起の形状や、全体の曲がり具合などを見て見分けるしかありません。
素人にはかなり難しそうです。
ですが、この緑の蛹とは一風変わった蛹へと変化する種類もいます。
ギフチョウやヒメギフチョウは落ち葉や落ちた枝、石の裏など地表に近い場所で蛹になり、その蛹は黒っぽい色をしています。
ウスバシロチョウは枯葉などの間に繭を作り、そこで蛹になるというかなり変わったアゲハ蝶で、その蛹は茶色をしています。
また、ジャコウアゲハの蛹はきれいな黄色をした、なんだか独特な形をした蛹になるようです。
このジャコウアゲハの蛹は、その変わった見た目が後ろで手を縛られた女の人に見えることで、各地に残る怪談「皿屋敷」のお菊に例えて「お菊虫」とも呼ばれていたそうです。
アゲハ蝶の蛹は緑色で似ているものが多いですが、種類によっては全く違った色や形になるようです。
同じ種類でも色が違う場合がある?
アゲハ蝶の蛹は、同じ種類のアゲハ蝶の蛹でも、色が違う場合があるようです。
皆さんも茶色の蛹を見たことはありませんか?
形はアゲハ蝶の蛹に似てるけど、色が茶色だし、何の蛹だろう?と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
その茶色の蛹も、アゲハ蝶の蛹になります。
アゲハ蝶の蛹は、周囲の環境や気温などによって、緑色の蛹か茶色の蛹になるようです。
感触が滑らかな所では緑に、ザラザラなところでは茶色になるなどと言われていますが、詳しくは分かっていないようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアゲハ蝶の蛹についてご紹介しました。
アゲハ蝶の蛹は似ている種類が多いようですが、中には全く違った特徴を持つ種類もいるようです。
また、同じ種類でも茶色と緑の蛹があるようですね。
アゲハ蝶の蛹を見つけたら、どの種類の蛹なのか、予想してみるのもおもしろいかもしれませんね。