優雅に飛び回るアゲハチョウを一度は飼育してみたいと思ったことはありませんか?
モンシロチョウなどの小型の蝶を飼育をしてみたことのある人は多いのではないでしょうか。
今回は、アゲハチョウ科に属するナガサキアゲハの飼育方法について調べてみたいと思います。
ナガサキアゲハの幼虫は飼育できる!?
日本では、アゲハといえばナミアゲハをさすようです。
アゲハチョウ科に属する種類は、大型から中型の蝶で、後ろ翅に尾状突起をもつものが多いそうです。
ナガサキアゲハの成虫は、前翅長が60~80mmほどで、日本産の蝶ではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ最大級の種類とされています。
では、幼虫の特徴から特別な飼育方法はあるのでしょうか?
ナガサキアゲハの幼虫の飼育方法
<用意するもの>
- プラスチックケース
- ケースの中に敷く土
- 柔らかい若い葉のついた枝(毎日大量に使用します)
アゲハ蝶は、柑橘系の木に卵を産むとされているようですが、ナガサキアゲハはミカン科の植物の葉がよいようです。
幼虫をプラスチックに入れてあげ、毎日新鮮な葉を入れ替えてあげることが必要のようです。
何度か脱皮を繰り替えし5齢幼虫(ビロードのような緑色の最終形)になると、たくさんの葉を食べるようなので、気が付いたら入れてあげるとよいようです。
中の土に直接水をあげるとカビや雑菌などが発生することがあるため、枝に濡れたティッシュなどを巻いて土に埋めてあげるとよいようです。
ナガサキアゲハの幼虫の特徴
若齢幼虫は他のアゲハチョウ属と同様、鳥の糞に似せた保護色をしているが、あまり黒っぽくなく緑色が強いようです。
4齢幼虫の時点で全長3cmほどになり、ナミアゲハの終齢幼虫とあまり変わらない大きさだそうです。
終齢幼虫(5齢)は全長4cmほどで、ナミアゲハに比べると明らかに大型だそうです。
腹部背面に切れ込む斜めの帯が白く、細かい網目状の模様になるのが特徴だそうです。
ナガサキアゲハの幼虫は主にミカン、カラタチなどのミカン科の栽培種各種を食草としているようです。
ミカン科の植物の葉を食べる事から都心部であってもユズやグレープフルーツなどの木がある場所では、幼虫が育つ事ができる為、都会のど真ん中など意外な場所で成虫を見かける事もあるようです。
ナガサキアゲハの幼虫 pic.twitter.com/DZq68XPm9P
— ジミィー (@jimmy_01023e) 2018年3月30日
まとめ
いかがでしたでしょうか!?
幼虫時期はムシャムシャと大食いのようなので、葉っぱを沢山用意してあげないといけないようです。
いわゆる、イモムシくん。
君は、春になって綺麗な蝶になるんだよ!って話しかけてあげると一段と綺麗な蝶になるかもしれませんね。