ベニシジミの成虫は、小型でオレンジ色が目立ち春型のベニシジミは色鮮やかな蝶で成虫時期には各種の花に止まって蜜を吸ったりしていますが、ベニシジミの幼虫時期には一体どんなものを食べているのでしょうか?

幼虫時期なのでおそらく葉っぱ系と予測はできますが…。

調べてみました。

ベニシジミ 幼虫 食草

ベニシジミの特徴

ベニシジミの名前の由来は、羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられたようです。

ベニシジミは、北海道、本州、四国、九州など、広い地域で見ることができ、成虫は、年に3~5回ほど、3月~11月の早春から晩秋まで草地や人家周辺で普通に見られ、多くは花に集まるようです。

また、海外でも広く分布しており、ユーラシア大陸、北米大陸などでもみられるそうです。

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ベニシジミの幼虫の食草

ベニシジミの幼虫は、緑色のイモムシで越冬形態は、幼虫で越冬します。

幼虫の食草は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどのタデ科植物で、卵もタデ科植物に産みつけるそうです。

幼虫は脚のないワラジムシのような形をしており、普通は緑色だが紫の縦じまがある場合もあるそうです。

これは、タデ科植物の葉と葉脈に似せた保護色であるとみられているようです。

成虫になると幼虫の食草が繁茂する日当たりの良い草地の地上近くを敏速に飛び、各種の花を訪れて吸蜜をするそうです。

幼虫の餌となる、スイバやギシギシは冬になるとロゼットと呼ばれる冬越しの状態で越冬することから、冬でも葉が落ちずに残っていて、その葉には越冬状態のベニシジミの幼虫がいることがあるそうです。

ベニシジミの幼虫は冬の季節においても暖かい日は葉を食べて地道に成長するため、早春のまだ寒い時期に成虫になったベニシジミを見ることができるようです。

まとめ

命ってすごいですね!

しかも成虫時期に越冬するのではなく、幼虫時期に越冬するなんて、小さいのに生まれたばかりで生きようと頑張っている姿は、尊さを感じます。

がんばれ!ベニシジミの幼虫!と思わずエールを送ってしまいたくなりますね。

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