モンシロチョウの幼虫は青虫の状態です。
蛹になる時も青虫と同じ色の状態で青いイメージがありますよね。
しかし、蛹になると真っ黒になるという意見も実は多いようです。
その理由についてまとめてみました。
モンシロチョウの蛹が黒いけど無事に羽化するの?
モンシロチョウの蛹は、緑色をしているのが正常だと思っている人は少なくはないようです。
その為、黒い蛹だと羽化しないの?と心配になりますよね。
しかし、蛹の色の違いは成虫の羽化率とは全く関係ありません。
モンシロチョウの蛹には、寄生されているものもあると言われていますが、寄生されてなく健康であれば、黒い蛹でも無事に羽化するようです。
直射日光や過剰な湿気を避けて、強い振動を与えず観察するのがポイントです。
羽化を成功させるためには、幼虫時代に餌を十分食べて栄養を蓄えることができたかについても、すごく大きく影響しています。
モンシロチョウも人間と同じように命があります。
そして、感情を持っています。
愛情をかけて育てることが、羽化する確率を上げるための一番の方法なのではないでしょうか。
モンシロチョウの蛹の色が黒いのは環境にも影響されている?
モンシロチョウを幼虫の時から飼育する際に、季節によって温度が変わったりするので、環境に適した飼育をすることが求められるようです。
モンシロチョウの蛹の色が黒くなる確率は13~16℃くらいの低い温度で飼育した時に高い確率で黒い蛹になるとも言われていますが、その理由については不明です。
蛹から羽化するまでの期間は?
蛹から羽化するまでの期間は一定ではなく、気温が低下するにつれて、蛹の期間が長くなると言われています。
秋に飼育した蛹は気温が低くなるにつれて前蛹期間も半日から1日へと伸び、蛹期間も11~18日位へと伸びていくようです。
冬に飼育した場合には、前蛹期間は半日から10日、蛹期間は約1ヶ月ほどと長くなります。
まとめ
モンシロチョウの蛹の色が黒いことが、羽化するのに影響するかというとそうではありません。
羽化しない事も残念ながらあるようですが、黒い蛹が絶対に羽化しないかというとそんなことはありません。
モンシロチョウの蛹の色が黒くても、羽化するまで愛情良く観察して揚げることで、成虫へと羽化していくこともありますよ。
羽化するまでしっかりと様子を観察していきましょう。