モンシロチョウは卵から幼虫、蛹を経て成虫になる昆虫です。
卵は畑などで簡単に見つけることができますので、見たことのある方も多いと思います。
でもその卵がいつごろ孵化するのかご存知でしょうか?
そこで今回は、そんなモンシロチョウの卵の孵化の期間や温度、日数について説明したいと思います。
モンシロチョウの孵化する期間について
モンシロチョウは、キャベツなどのアブラナ科の植物の葉の裏に産卵することが知られています。
特にキャベツの葉を好み、外側の比較的青くて厚い葉に産み付けることが多いようです。
産み付けられた葉は、孵化した幼虫の餌となるそうです。
生みたての卵は黄白色で徐々にオレンジ色に変化し、長さ0.7mm程、直径0.15mm程の大きさで、縦に長いとっくり形、縦に12本の溝があるのが特徴だとされています。
また、モンシロチョウは離れた場所に1個ずつ卵を産み付けますので、卵がまとまって同じ場所に産み付けられている場合は他の種の卵だと考えられ、特にオオモンシロチョウの卵は色や形が似ていると言われていますので注意しましょう。
葉に産み付けられた卵が孵化するまでの期間は、温度によってかかる日数が違ってくるそうです。
孵化の際は、幼虫が卵の内部から殻をかじって姿を現し、まず自分の卵の殻を食べるとされています。
孵化する温度について
モンシロチョウの孵化は、温度が高くなるほど、孵化までの期間が短くなると言われています。
孵化の適温は15℃~25℃くらいと言われ、高温で風の少ない日は産卵量も多く、孵化のスピードも速まるそうです。
孵化する日数について
モンシロチョウの孵化は、春先の少し気温が低い時期(15℃以下)で2~3週間程、気温が上がって15℃以上になると短くなり、平均で1週間程、夏場の暑い時期(25℃以上)だと早くて3日程で孵化することもあると言われています。
まとめ
モンシロチョウの孵化の時期は、気温によって変わり、暖かいほうが早くなるようです。
卵は簡単に見つけることができるそうですから、室内の暖かい所に置いて、孵化を観察してみるのも良いですね。