オオムラサキは美しい羽を持つ国蝶の1種です。
そんなオオムラサキを幼虫から大事に育て、成虫へと無事に成長させた瞬間、あなたはきっとオオムラサキの魅力に魅入られていることでしょう。
今回は、そんなオオムラサキの幼虫を採集できる時期や採集に適したスポットをご紹介していきます。
オオムラサキの幼虫の採集について
オオムラサキの幼虫は11月から4月ごろに冬を越すためにエノキの根元に降りてきて冬を越す準備を始めます。
夏から秋の時期はオオムラサキの幼虫がエノキの葉を食べて成長していきますので、採集しようと思うと高い位置に狙いを定めないといけない時もあり、なかなか採集することができません。
オオムラサキの幼虫を採集する際は、エノキの落ち葉の裏に隠れてじっとしている冬の時期(12月から2月ごろ)が採集に適しています。
採集方法ってどんなものがあるの?
採集方法はエノキの落ち葉を一気に持ち帰り自宅などでゆっくり探す方法と、1枚1枚ゆっくりと落ち葉を捲って探す方法があります。
1枚1枚探す方法は寒い時期の雑木林で長時間探すこともあるので体温管理などに気を付ける必要があります。
落ち葉を持ち帰る方法は一気に採集できて、なおかつ暖かい場所に移ってから探せますが、幼虫が見つからなかった時は再度探しに行かなくてはならなくなります。
落ち葉を持ち帰る方法は地元住民が良く使う方法なので、幼虫を探そうとした時にすでに落ち葉すらない状況もありますので、そんな時は他の場所を探しに行くしかありません。
オオムラサキの幼虫をゲットできるスポットはどこを狙えばいいの?
オオムラサキは北海道から九州にかけて広く生息していますが、自然環境の悪化と枯れ葉の撤去などが原因で都市部を中心に個体数を減らし、今では準絶滅危惧種となっております。
では、そんなオオムラサキの幼虫を採集するにはどこに行けばいいのかというと、市や地域で管理されたエノキが生えた雑木林を狙うと採集できる可能性が高まります。
特に山梨県はオオムラサキの有名スポットが多いこともあり人気が高いです。
しかし同時にライバルも多く、採集のチャンスはあるものの先を越されてしまうとエノキの落ち葉を全て持ち帰られてしまうこともあるので注意が必要です。
小さいエノキが生えている公園などでもオオムラサキの幼虫を発見できることもあるので、もし近くに候補があれば探しに行ってみることもオススメします。
まとめ
美しいオオムラサキの幼虫はカワイイ見た目で人気が高いので、なかなか自然の中で採集するとなるとライバルが多く難しいのかも知れません。
ですが、根気よく探し回り、エノキの落ち葉がたくさんある場所を見つけた時の喜びは大きいはずです。
これから幼虫採集を始める方は幼虫採集のツアーなどに参加してみるのも良いかと思いますので、上手く採集できない時は、ツアーで幼虫を採集することも検討してみてください。