アゲハ蝶の幼虫と言うと、緑色の大きめのイモムシを思い出す方も多いのではないでしょうか?
つつくとオレンジ色の臭いツノを出すあのイモムシです。
アゲハ蝶の幼虫はすべて緑色をしている、というわけではなく、中には黒い色をしている幼虫もいるようです。
ここではアゲハ蝶の幼虫についてご紹介します。
アゲハ蝶のような黒い幼虫の種類は?
アゲハ蝶の幼虫は緑色をしているイメージがありますが、中には黒いものもいます。
幼虫が黒い種類のアゲハ蝶としては、ギフチョウやヒメギフチョウ、ホソオチョウ、ウスバシロチョウ、ジャコウアゲハなどがいます。
キアゲハは黒と緑の縞々模様のような幼虫になります。
ギフチョウやヒメギフチョウは、見た目もイモムシ、というよりは毛虫、という感じの見た目をしており、アゲハ蝶の幼虫のイメージとはかけ離れた姿をしています。
ちょっと見ただけではアゲハ蝶の幼虫とは気が付かないかもしれませんね。
普段よく見るアゲハ蝶の幼虫にも黒い期間がある?
私たちが普段よく見るアゲハ蝶は、ナミアゲハという種類のアゲハ蝶になります。
このアゲハ蝶の幼虫が緑色でオレンジ色のツノを出すイモムシです。
ナミアゲハの幼虫は緑色のイメージですが、なんと生まれてからしばらくの間は黒っぽい色をしているのです。
アゲハ蝶の幼虫は脱皮を繰り返して大きくなっていきますが、4齢幼虫の時期までは黒っぽい色をしているそうです。
大きさ的には2.5㎝ほどまで黒い色をしているようです。
6日程で緑のイモムシになり、黒い期間は大きさも小さく、期間も短いので、見つけるのは大変そうですね。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアゲハ蝶の黒い幼虫についてご紹介しました。
幼虫の色は成虫になった時の羽の色とは関係ないのですね。
緑色のイメージが強いアゲハ蝶の幼虫ですが、種類によっては黒い幼虫になり、さらにはナミアゲハの幼虫にも黒い時期があることが分かりましたね。
黒い大きなイモムシでもガの幼虫ではなく、アゲハ蝶の幼虫の場合もあるので、庭などに黒い幼虫がいたら、何の幼虫か調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。