春や夏になるとよく見かけるようになるアゲハ蝶。
ひらひらと舞う姿はとてもきれいですよね。
そんなアゲハ蝶が、冬でも羽化してしまう事があるようです。
冬に羽化してしまうと寒くて野生下では生きていけません。
なぜ冬に羽化してしまうのでしょうか?
ここではアゲハ蝶が冬に羽化してしまう原因や対策方法についてご紹介します。
アゲハ蝶が冬に羽化してしまう原因は?
アゲハ蝶には春型と夏型、秋型の3種類の季節型があります。
春型のアゲハ蝶は蛹で越冬したものが春に羽化したもの、夏型は春に産卵して夏ごろ羽化したもの、秋型はそれ以降に羽化するものになるようです。
アゲハ蝶の多くは春から秋にかけて繁殖を繰り返し、秋に産卵したものが蛹の状態で越冬をします。
ですが、越冬をしている途中に、暖かい日が続いてしまったり、室内で蛹を飼育しているような場合は、春が来たと勘違いして羽化してしまうようです。
アゲハ蝶が冬に羽化してしまう場合の対策は?
飼育している蛹に限りますが、暖かくなると羽化してしまうので、室内などの暖かい場所には置かないようにしましょう。
外に置いておいてもいいですが、外も冬でも気温が上がってしまうと羽化してしまう可能性がありますよね。
ですので、春が来るまでは冷蔵庫に入れておくといいそうです。
冷蔵庫に保管する場合は乾燥してしまうので、タッパーなどに入れ、一緒に植物の葉や湿らせたティッシュなどを入れておくといそうです。
羽化してしまった場合は、外に放しても寒くて生きていけないので、飼育してあげる方がいいようです。
ティッシュや脱脂綿などに餌を染み込ませ、そこにアゲハ蝶をとまらせて、餌がある場所を教えてあげます。
餌としてははちみつを8~10倍に薄めたものか、なめてみてほんのり甘い程度の砂糖水などがいいようです。
甘すぎるものはアゲハ蝶には良くないそうなので、気をつけてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアゲハ蝶が冬に羽化してしまう原因や対策についてご紹介しました。
暖かい日が続くと冬でもアゲハ蝶が羽化してしまうようです。
寒いと生きていけないので、もし冬にアゲハ蝶を見かけることがあったら、保護してあげるといいかもしれませんね。