モンシロチョウに限らず、昆虫の成長の観察は家庭学習にも人気があり、特にモンシロチョウの飼育は、初心者でも挑戦しやすいそうです。

羽化の瞬間は大人が見てもとても感動すると言われていますので、挑戦してみるのも良いですね。

ただし、モンシロチョウが羽化をするには温度の管理が大切だと言われています。

そこで今回は、モンシロチョウを羽化させるときの気温や温度について説明します。

モンシロチョウ 羽化 気温 温度

モンシロチョウの羽化に適した気温は?

モンシロチョウは暖かい時期であれば、卵を産みつけてから1週間ほどで孵化して幼虫になり、さらに2週間ほどで蛹になるそうです。

蛹から羽化するまでは1週間ほどですが、秋の終わりなど寒い時期に蛹になった個体は、蛹のまま越冬するそうです。

その後、蛹は気温が平均で20℃くらいになると羽化を始めるとされています。

ただし、最近の異常気象による気温の上昇や、室内飼育などで温度が高くなると、羽化を始めてしまうことがあります。

そのまま暖かい室内で飼育する場合は問題ないですが、外に放す場合は、その後の気温の低下亡くなってしまうこともあるそうですので、モンシロチョウの蛹を越冬させる場合は温度が10℃以下を保てる場所で飼育するようにしましょう。

スポンサードリンク

モンシロチョウの蛹が羽化する温度と冷蔵庫の使い方とは?

室内で飼育するモンシロチョウが、室温の上昇などで羽化を始めてしまわないようにするためには、蛹になってから10℃以下の冷蔵庫の中で冬眠させるのがいいと言われています。

その後暖かくなり4月下旬ごろ気温が20℃以上になったところで、冷蔵庫から常温に取り出しと、羽化が促されるそうです。

また、平均気温が暖かい時期でも、羽化の瞬間を観察するために一旦冷蔵庫に入れると良いとされています。

蛹をよく観察し、羽化が間近になったら冷蔵庫に入れます。

羽化が始まるサインは、まず蛹の羽の部分が白くなり、羽の黒紋が見えて来ます。

その後、胸部の背中側が白くなり、徐々に腹部に進行していきます。

これを空隙化と言い、腹部の第3節または第4節までが空隙化したら羽化が始まると言われています。

この状態で冷蔵庫に入れれば、、3~5日保つことができるそうです。

観察の準備ができたら室温を25℃以上にし、冷蔵庫から取り出します。

その後、30分~1時間程度で羽化が始まると言われています。

まとめ

モンシロチョウの蛹はちょっとした温度の変化にも反応してしまいます。

羽化は、子供にとっても大人にとっても感動的な瞬間ですから、モンシロチョウの命を無駄にしないよう、きちんと温度管理をして羽化の手伝いをしてあげましょう。

スポンサードリンク