クロアゲハとカラスアゲハという名前を聞いた時、何を想像しますか。
私は、名前だけは同じなのでないかと思ってしまいました。
でも、調べていくと大きな違いがあることも分かってきたのです。
イメージする蝶々の種類は同じでも、ハッキリ見た目も特徴も違うのです。
今回は、そんなクロアゲハとカラスアゲハの違いを比べてハッキリと種類分けができるようにまとめてみました。
クロアゲハとカラスアゲハ何が違うの?
クロアゲハはとカラスアゲハの住む地域は実は一緒で、山間部や平野部です。
森林や渓流沿い、樹木の多い公園や最近は都市の公園などで見られます。
目で見て違いをはっきりさせるには、色や模様ですよね。
色でみると、ぱっと見黒色なので、違いはあまりわかりませんが、カラスアゲハのほうが、光にあたるとメタリックのような色合いが出てきます。
模様でいうと、クロアゲハは性別にもよりますが、前翅に白い紋、メスは後翅にオレンジ色の紋があります。
一方、カラスアゲハは、白やオレンジ色の紋はありませんが、オスの前翅に黒色のビロード状の毛があるのが特徴です。
メスにはありません。
また、カラスアゲハの翅に光が当たると青光りするようなメタリックな色が出てくるのが、特徴です。
見た目だけでない違いもあげてみます。
実は、卵を産み付ける場所が違います。
クロアゲハは、柑橘類の葉っぱに産み落としますが、カラスアゲハは山椒や、カラスザンショウの葉に産み落とします。
卵から孵った幼虫はというと、臭角で見分けるしかありません。
クロアゲハは赤色、カラスアゲハは半透明の黄色をしています。
ちなみに、臭角は常に見えているところにあるのではありません。
威嚇したとき等に出てきます。
種類の区別をしたいからといって威嚇をさせるような行為は慎むように気を付けてください。
まとめ
名前からイメージする蝶々は同じような気がします。
でも、そこには見た目も特性も違うところがあることがわかります。
確かにカラスの羽を拾ったとき、なんだかメタリックに黒光りすることを思い出しました。
そんなところで、成長した2匹を見分けることもできそうです。