ツバメシジミは、春から秋ごろまで明るい原っぱで普通に見られる白っぽい小型の蝶です。
蝶は、卵~幼虫~蛹~成虫の順に成長します。
その中でも今回は、ツバメシジミの幼虫の特徴について調べてみました。
ツバメシジミの特徴
ツバメシジミは、春から秋まで、草地や河原で普通に見られ、大きさは9~19mmと小型のシジミチョウです。
明るい原っぱで普通に見られ、後翅に短い尾(尾状突起)があるのが特徴とされており、その根元がオレンジ色に色づき、小さくて思わず見とれてしまうような美しい魅力的な蝶と言われています。
ツバメシジミという名前の由来は、翅を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後翅にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられたそうです。
ヨーロッパから中国にかけてのユーラシア大陸の温帯に広く分布し、日本では、北海道から九州にかけて分布しています。
また、北アメリカにも分布しているようです。
明るい草地にすみ、堤防、草刈地、河原などのほか、牧草地、耕作地周辺の路傍や庭園にも発生するそうです。
ツバメシジミは、日当たりを好み、地面近くをチラチラと飛び、いろいろな花で吸蜜をしたり地面で吸水をするそうです。
ツバメシジミの、オスとメスは翅の色の特徴により見分けることができます。
後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、オスの翅の表側は青紫色で、メスの翅の表側は黒っぽいそうです。
ツバメシジミの幼虫
ツバメシジミは幼虫の状態で越冬します。
越冬している幼虫は、シロツメクサ、コマツナギなど、マメ科植物の花やつぼみ、新芽を食べて育つそうです。
蝶の一生は、世代を繰り返します。
これは、幼虫で越冬し蛹となり、蛹から成虫へと成長し卵を産み、また幼虫で越冬し成虫へと成長していくことを繰り返します。
寒冷地では年2~3回、暖地では年4~5回発生し、成虫は3~10月にかけて観察できるようです。
まとめ
ツバメシジミが幼虫時期に冬を越す姿は、小さい身体で頑張っているのはたくましさを感じます。