暖かい時期に良く見られるモンシロチョウですが、突然現れるわけではありません。
寒い冬を越え、温かい春になると、蝶として飛び立つのです。
では、寒い冬に、モンシロチョウは、どう生活しているのでしょうか?
モンシロチョウの越冬について調べてみました。
モンシロチョウの成虫や幼虫は越冬することができるのでしょうか?
モンシロチョウを、寒い冬の時期に見る事はありませんよね。
なので、モンシロチョウが越冬するのに、成虫で越冬する事は考え難いのです。
では、幼虫として越冬しているのでしょうか。
実は、モンシロチョウの幼虫の期間は、約1ヶ月程です。
寒い冬の時期は、1ヶ月以上ありますよね。
また、食べ物である草花の葉やキャベツもあまり見かけません。
このため、幼虫のままで越冬することも考え難いのです。
モンシロチョウは蛹で越冬する?
モンシロチョウの越冬の仕方は、実は蛹で冬を越します。
蛹になっている間は、ほとんど動きませんし、餌も必要ないのです。
また、蛹の期間は、最も無防備で、デリケートな時期なのです。
しかし、冬の間は、天敵も少ないため、蛹でも温かい時期に比べると、少しだけ安全なのかもしれません。
モンシロチョウが越冬する形態は?
モンシロチョウが、蛹で越冬することはわかってもらえたと思います。
しかし、蝶の種類によっては、卵や幼虫、モンシロチョウのように蛹や、成虫となり、越冬する種類も存在します。
気温の高低にも左右される場合があるでしょう。
その中で、モンシロチョウは、蛹で越冬することを選んでいます。
蛹で越冬するモンシロチョウは、2月から3月頃に蛹になり、4月には成虫として飛び立つようです。
まとめ
モンシロチョウと言うと、暖かい季節をイメージすると思いますが、モンシロチョウも生き物です。
寒い冬の時期にも、生きていかなくてはいけません。
その中で、蛹になって、冬を越す選択肢を選んでいるのです。
もし、モンシロチョウの蛹を、冬の寒い時期に見つけたら、そっとして置いてあげましょう。
暖かい春がきたら、きっと成虫になって飛び立つはずです。