サトキマダラヒカゲとはジャノメチョウ亜科の一種で日本全土に分布しているチョウの一種とされています。
サトキマダラヒカゲは、見た目や生態が酷似しているヤマキマダラヒカゲとの見分け方が難しいと言われていますが、雄と雌の違いも見分け方が難しい種のひとつだと言われています。
サトキマダラヒカゲのサイズは4センチ程度ですが、大きさも雌雄であまり変わらない為、少し変わった生態から見分ける必要があると言われています。
そんな、サトキマダラヒカゲの雄と雌の見分け方について調べてみました。
サトキマダラヒカゲの雌雄判別の方法とは?
サトキマダラヒカゲの雄と雌は、大きさや見た目に殆ど違いは無いようです。
見分けるためには、前翅と後翅にある眼状紋(がんじょうもん)と呼ばれる模様の色や大きさで判別する必要があるようです。
まず前翅にある黄色の中に黒色の斑点があり、その黄色の部分が若干大きいのが雌と言われています。
また、後翅の全体が薄いことも雌の特徴だと言われています。
しかし、夏になると雄と雌、共に色が薄くなってくるため、見分けが難しくなるようです。
見た目の他には、その求愛行動で見分けが判別できると言われています。
雌が、雄の縄張りに入ったときに求愛行動として触角を触れ合わせたり、後を追い回すような行為があるとされ、サトキマダラヒカゲが他の仲間を追いかけている時は、追いかけられているほうが雌、追いかけているほうが雄という判別が出来ると言われています。
まとめ
サトキマダラヒカゲは、他の種と外見的に酷似していた為、混同してキマダラヒカゲと呼ばれてようです。
1970年ごろ、生息地の違いなどで低地に住む種をサトキマダラヒカゲと呼ぶようになり、山間に生息する種はヤマキマダラヒカゲと呼ばれ、明確に種類を分けられたとされています。
サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの違いについては良く観察されているようですが、雌雄判別も同じように見分け方が難解のようなので、サトキマダラヒカゲを見かけた時には、雄雌の判定をしてみるのも楽しいかもしれませんね。