ルリシジミという明るい青色をしたきれいなチョウがいます。
日本国内では全国的に分布しているため日本ではあちこちで姿を確認することができます。
今回はそんなルリシジミの幼虫の生態について詳しく紹介していきます。
幼虫時代にはどのようにして暮らしていたのでしょうか?
見ていきましょう。
ルリシジミの幼虫の見た目の特徴について
ルリシジミの見た目の特徴ですが、ルリシジミの幼虫は何色であるというような決まった体の特徴は実はしていません。
どういうことかというと、ルリシジミの幼虫はは付いている花の色によって体の特徴を変えるという特徴を持っているからなのです。
そのため緑色をしている時もあれば、薄い紅色のような色をしている時もあるんです。
花によって色を変える幼虫であるため、なかなかルリシジミの幼虫だと思って探すのは難しいようですよ。
大きさは?
ルリシジミの幼虫の大きさをみていきましょう。
ルリシジミは大きなチョウではありませんよね。
そのため幼虫は小さいであろうことが分かります。
だいたい5㎜~1㎝程度の大きさとなるようです。
ルリシジミの幼虫の生態について
ルリシジミの幼虫を観察していると、蟻がくっついている様子を見かけることがあります。
一見、「蟻がルリシジミの幼虫を食べてる!」と思ってしまうような光景なのですが、実は蟻がルリシジミを食べているわけではありません。
そのため安心して下さい。
急いで蟻を追い払ったりしなくていいんですよ。
なぜ蟻がルリシジミの幼虫にくっついているのかというと、ルリシジミの背中からは甘い蜜が出ています。
この甘い蜜を蟻が吸っているのです。
この甘い蜜は、無償で提供しているわけではありません。
甘い蜜を蟻に吸わせるために、蟻に守ってもらっているんです。
幼虫のうちは敵に狙われやすいです。
そのため蟻に守ってもらっているというわけなんです。
このようにルリシジミの幼虫と蟻の間には利害関係が一致しているのです。
まとめ
ルリシジミの生態についてみていきました。
- 花の色によって体の色を変えるという特徴を持っている
- 大きさは5㎜~1㎝くらいである
- 蟻に甘い蜜を吸わせ蟻から守ってもらっている
いかがでしたか?
ルリシジミの生態について知ることができたのではないでしょうか?
幼虫は敵に狙われやすいです。
そのため蟻を甘い蜜でボディーガードにやとっているんですね。
賢いなと思いました。