蚕と言えば繭糸などが有名ですが、蚕は糸をどこから出すのでしょうか?
またその仕組みや糸の強度について知っていますか?
どのくらいの糸の強度を持っているのでしょうか?
蚕の糸について調べてみました。
蚕の糸の仕組みについて
蚕は繭糸が有名ですが、その蚕の糸の仕組みとはどのようなものなのでしょうか?
蚕の出す糸の成分は、ほとんどがタンパク質であると言われています。
蚕は吐糸口というものがありそこから糸を吐き出すと言われています。
この時、蚕の行動で特徴的なのが、頭を振りながら糸を吐くということです。
この行動は知らなかったという人も実は多いのではないでしょうか?
また、蚕はどのくらいの量の糸を吐くのかがとても気になると思いますが、一説によれば1,500m前後の長さの糸を吐くと言われています。
体の大きさから考えるととても想像することが出来ませんよね。
また、蚕が吐き出す糸は1本だと思いがちですが、実はたくさんの繊維が集まって出来ていると言われています。
このようにたくさんの繊維が集まっていることで、光沢や独特の柔らかさが生まれるとも言われています。
蚕の糸の強度とは?
蚕の糸の強度はどのくらいのものなのでしょうか?
強度は強いのでしょうか?
それとも弱いのでしょうか?
絹製品の特長としては、やわらかい、保湿性や通気性に優れている、肌触りがとてもよいなどのメリットがあります。
強度はそこそこであると言われています。
蚕の糸の主な成分はタンパク質ですので、強靭な強度を誇るというわけではありません。
しかしながら、他の動物の毛などに比べれば強度があるとも言われています。
ただし、日光や熱に弱いなどのデメリットもあります。
絹製品の場合には取り扱いが難しい、また他の素材よりも高価である場合が多いと言われています。
まとめ
蚕の糸は、1本だけでなく多くの繊維が集まって出来ていると言われています。
また、蚕は糸を吐くと言われていますが、その糸を吐き出す長さはとても長い事でも知られています。
もちろん個体による差はありますが、1,500mの糸を吐くという場合もあると言われています。
蚕の体から考えるととても多くの糸を吐きだしていることになります。