モンシロチョウを含む蝶には、触覚があるの特徴的です。
人間にはない触覚。
この部分にはどのような役割があるのでしょうか。
モンシロチョウの触覚の役割について
モンシロチョウを含め、昆虫の触角はいろいろなものを感じ取ることが出来るとても優れたセンサーのような役割をしています。
蝶が持つ触覚によって、「においを感じる」ことや「振動を感じる」働きも行われています。
蝶のオスは、メスが出すフェロモンを触覚を使って察知すると言われています。
それだけではなく、メスが出すフェロモンから、メスの居場所を察知することが出来ると言われているのです。
空気のちょっとした動きにも敏感に反応し、すばやく逃げて敵の攻撃から身を守ったりすることもできます。
蝶から触覚がなくなると、当たり前にできていた役割も果たせなくなってしまいます。
モンシロチョウの触覚は人間の「鼻」の部分
触角は蝶の「鼻」と言われています。
触覚を使うことによって、空気中の臭いの分子をとらえていると言われています。
蝶の複眼の間から出ていて、いくつかの節で出来ています。
節にもいくつかの種類に分かれており、基節(きせつ)といわれている根元の部分で触角を動かしています。
ずらりと並んで伸びているこう節(こうせつ)、そして最後に、べん節(べんせつ)という部分で臭いを感じ取っています。
これが膨らんで触角をこん棒状にしています。
べん節は、蝶の種類によって10~70ほどの節から出来ています。
触角は鱗粉に覆われていていますが、臭いを感じ取ると思われる内側はこの鱗粉が無く、くぼみや溝があります。
まとめ
モンシロチョウにある触覚は、単なる飾りのような存在ではないようです。
体の一部としてしっかりとその役割が果たされています。
モンシロチョウだけではなく、昆虫の触覚には、敏感に感じ取るようなセンサーのような役割をします。
人間以上に敏感に反応し、身の危険を守るためにも触覚の働きはなくてはならない存在のようです。
いろいろな構造があり、それぞれの構造を合わせて触覚の働きが行われています。
モンシロチョウを見ていて触覚が動いていたら、何かを察知しているのかもしれませんね。