ミヤマカラスアゲハは、チョウの中でもその翅の美しさなどから、大変人気のある種類といわれます。

ほぼ日本全土で生息が確認されている割に簡単にどこでも遭遇できるわけではなく、採集数も限られていることから、収集家やカメラマンにとっても憧れの存在なのではないでしょうか。

もともとは研究のために保存処置を施していた昆虫標本ですが、乾燥させることで長年の保存に耐えるものになるため、特に美しい翅を持つチョウなどは観賞用やコレクション用として作成されることも多いのですね。

標本にする作業は細かく、乾燥させることが重要ですので、長い期間をかけて完成します。

また、どれも同じものがない個性あるチョウの標本ですから、きっと高価なものなのではないかと想像してしまいますよね。

ここでは、ミヤマカラスアゲハの標本の魅力や価格についてご紹介します。

ミヤマカラスアゲハ 標本 値段

ミヤマカラスアゲハの標本の魅力は!?

ミヤマカラスアゲハの翅は表と裏で色の入り方が異なる特徴を持ち、見る角度の分だけ光沢が変化する美しさを持っているため、観賞用としての標本も人気があるようです。

また、春型と夏型で大きさも模様も変化したり、採集された地方によっても個性が出てくることも魅力のひとつで、特に北海道や信州、福島のあたりで採集される春型は、色合いが非常に鮮やかだということで珍重されるという話もあります。

また個体変異が多く、同じ種類でありながらどれも違った個性を持つことから、愛好家の収集欲を刺激するのではないでしょうか。

通販などでもケース入りの標本が多く取り扱われています。

ケースの種類によって価格も様々で、

  • 紙箱なら3,000~4,000円
  • 木箱は10,000円前後
  • ガラスケースは15,000円前後

が相場でしょう。

また、ミヤマカラスアゲハの表裏で異なった翅を楽しめる全面透明なアクリル製の標本も家のインテリアとして人気なのだそうです。

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まとめ

標本については色々な考えがありますが、美しいものを美しいまま保存して人の目を楽しませるという目的での需要が、チョウのはかない存在をある意味救っているのかもしれませんね。

短い命が終わった後も、芸術品として長くその美しい姿を残せるということの価値が、値段にも表れているようです。

一度見ると、その魅力に取りつかれる方も多いのではないでしょうか。

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