アゲハチョウと一言で言いますが、そのアゲハチョウにも実は色々な種類のものがいます。

中でも美しいのが、黒い翅に青いすじ状の模様が鮮やかでパッと目を引くアオスジアゲハ。

北日本をのぞく日本の広い地域で生息する、私たちには馴染み深い蝶です。

都会の公園でも多く飛び交う姿が見られるほどに、私たちのすぐそばで暮らしているアオスジアゲハ。

その生態について、今回は羽化に注目して調べてみました。

アオスジアゲハ 羽化 時期 日数 時間

アオスジアゲハが羽化する時期は?

アオスジアゲハの出現時期は4月から10月で、その間に3回から4回発生します。

卵から幼虫になるのに約1週間、幼虫の間、5回脱皮を繰り返してからサナギを形成するまでに約10日。

サナギから羽化して成虫となるまでに10日ほどかかります。

ただしこれは暖かい季節のお話です。

アオスジアゲハの出現時期の終盤、気温が下がり始める頃に形成されたサナギは、なんとサナギのまま冬を越すのです。

このことを越冬といいます。

このようなケースでは、羽化の時期は翌年の春になります。

7か月ほどの間、ずっとサナギのまま春を待つのです。

そうして春がくると、ようやく羽化して成虫となり、飛び立っていきます。

しかし、飼育下で、気温が高い環境にあると、冬であっても羽化することもあるようです。

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アオスジアゲハが羽化するまでの日数と羽化が終わるまでの時間はどれくらい?

アオスジアゲハは、サナギを形成してから約10日後に羽化します。

それまでじっとたたずんでいたサナギが動くようになり、しばらくすると、羽化が始まります。

成虫は、サナギから出てきたら、少しずつ翅を広げていき、完全に翅が乾くのを待ちます。

そうして、無事翅が広がり乾ききると、大空へと旅立っていくのです。

羽化が始まってから飛び立つまでは、約2~3時間と言われていますが、これは周りの環境により左右されるでしょう。

まとめ

あの、緑色のもこもこした幼虫から、サナギを経て、色鮮やかな蝶へ。

自然にはいつも驚かされますが、その中でも蝶の一生は本当に劇的で、心惹かれます。

もしも羽化の現場に立ち会う機会があったら、息をひそめて、時間を忘れて見入ってしまいそうですね。

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