アゲハチョウの翅は大きくて模様もとてもキレイですから、華やかな印象でついつい見とれてしまいますね。
人の目から見てもキレイなアゲハチョウの翅ですが、このキレイな翅にはなにか意味があるのでしょうか？
意味があるのであれば、ぜひとも知りたいところですね。
実際のところ、アゲハチョウの翅の模様には意味があるのでしょうか？
調べてみました。
アゲハチョウの模様の意味は？
一般的に蝶の翅の模様には、「仲間を見分ける」とか「天敵を恐れさせて近づけない」といった意味があります。
例えば、蝶ではありませんが蛾に多い目玉模様の翅は、天敵である鳥を避けるためにこの柄になっていることが容易に想像できます。
また、ある蝶はマダラチョウという体内に毒を蓄えている蝶とあえて似た柄にして、自分達は毒をもっているから危ない生き物なんだとアピールしている蝶もいます。
そして、蝶は翅の色や模様で仲間を見分けています。
人の目から見て美しいアゲハチョウの模様も、おそらく、同じ仲間であるかどうかを見分けたり、天敵から襲われないようにするためにこの柄になっていると思われます。
アゲハチョウの翅の柄は人の目から見ると蛾のように怖いといった印象はありませんが、蝶の天敵から見ると「派手な柄の蝶は危ない」と思わせる何かがあるのかもしれませんね。
アゲハチョウの模様は人の目から見ると上品で優美な模様に見えますが、アゲハチョウから見るとこれも特別にキレイという認識はないのかもしれませんね。
まとめ
アゲハチョウの翅の模様がキレイなのは人の目から見てキレイと感じるだけで、あえて美を追及してのものではなさそうです。
やはり、「同じ仲間を見分けたり、天敵から襲われないようにするため」といった実質的な目的でこの柄になっていると思われます。
あまりロマンがない理由ですが、自然というものはそういうものかもしれませんね。
しかし、人の目から見て美しいアゲハチョウの翅は、見ているだけで優雅な気分になれますね。
アゲハチョウとひとことでは言い表せないほどの色や模様のバリエーションがあるのも魅力です。
日本でもナミアゲハやカラスアゲハなどはわりと見つけやすいですから、じっくりと観察してみると楽しいかもしれませんね。
