アゲハ蝶の羽の模様って綺麗ですよね。
その羽の模様は種類によって様々ありますが一体どのようにしてあの模様はできているのでしょうか。
アゲハ蝶の羽に模様がある理由とは?
アゲハ蝶にはなぜあんなにいろいろな模様があるのでしょうか。
人間に例えると…と書こうとしましたが分かりづらいですね。
アゲハ蝶の羽に模様があるのは、アゲハ蝶たち自身が仲間を見分けるためです。
アゲハ蝶も本能から子孫を残そうとし、そのためには同じ仲間のメスを見つけることはとても大事なことです。
実際に、同じ模様を描いた紙にアゲハ蝶のオスが寄っていったという実験結果があります。
さらにアゲハ蝶の羽の模様はただ綺麗ということだけではなく、身を守るという役目も果たしているのです。
種類によっては、羽を広げたときに目玉の模様に見えたりして鳥などを驚かす効果を持つアゲハ蝶もいます。
目の模様に見える種類のひとつに、フクロウチョウというチョウがいますが、とてもリアルで私がふと見てもビックリしてしまうくらいにリアルなふくろうの目に見えます。
「88」にしか見えないという、数字の模様を持ったユニークなアゲハ蝶もいます。
「88」がしっかり模様になりすぎていてちょっと感動します。
自分の相手となるメスを見つけるためにも天敵から身を守るためにも、羽の模様は必要不可欠だということですね。
アゲハ蝶の羽の構造はどうなっている?
そんな綺麗な模様をもっているアゲハ蝶の羽ですが構造は一体どうなっているのでしょうか。
アゲハ蝶の翅(あえてこちらの漢字を使います)にはたくさんの脈があり、これを翅脈といいます。
翅脈はアゲハ蝶の翅を支たりサナギから羽化をするときに体液を翅脈の中に流したり、日光浴で集めた熱を体に伝えるという大切な役割を果たしています。
人間でいうところの骨・血管・筋肉みたいなものですね。
翅の表面は鱗粉という体毛が進化した粉のようなものに覆われています。
ただの粉にしか見えないのですが顕微鏡などで拡大して見ると花びらのように可愛い形をしているものもあります。
アゲハ蝶の翅は、見た目が綺麗なだけではなく鱗粉の形までかわいいのですね。
まとめ
アゲハ蝶の羽の模様は仲間のメスを探すためと、天敵から身を守るためにあります。
またアゲハ蝶の羽にある翅脈は私たち人間の骨や筋肉と同じようにとても大事な役割を果たしていると言えます。