カラスアゲハの卵を見つけて、観察しながら飼育することを決めたのはいいけれど、実際にどう育てたらいいか分からないですよね。
犬や猫などのペットとして代表的な動物の場合は飼育の情報が出回っていますが、蝶の飼育方法はあまり情報がないのではないかと思います。
せっかく卵を見つけて飼育すると決めたからには、立派な蝶に育って欲しいですよね。
そこで今回は飼育する上でもとても重要であるエサについてご紹介したいと思います。
カラスアゲハの幼虫の飼育について
幼虫はいくつかのステージ段階を経て成長していきます。
卵から初齢幼虫、2齢幼虫、3齢、4齢、5齢と脱皮を経て蛹になっていきます。
自然界でも飼育した場合でもそうですが、幼虫から無事に蝶まで成長するのはそう簡単ではないようです。
繊細な生き物ですので十分に注意しながら育てていきましょう。
カラスアゲハの幼虫のエサは?
有名な絵本でも蝶が幼虫から蛹になり立派な蝶になったお話がありましたが、蝶の幼虫が食べるものと言えば、緑の葉っぱをムシャムシャと食べているイメージがありますよね。
カラスアゲハの幼虫についてもやはり緑の葉っぱが大好きです。
しかし緑色ならなんでもいいのか、というとそうではありません。
カラスアゲハの幼虫の食草は?
カラスアゲハが好きな葉っぱで主なものは、カラスザンショウ、キハダ、サンショウ、イヌザンショウです。
その中でも最も好む食草としては、カラスザンショウです。
また、樹の大きさは大木であればあるほど好む度合いが強いようです。
幼虫はとにかく沢山の葉っぱを食べて蛹になり蝶へと成長していきます。
お腹いっぱいになれるように沢山の葉っぱを与えるようにしましょう。
葉の硬いところを綺麗に残して柔らかくて美味しいところだけを食べていきます。
但し、しおれた葉っぱは食べてくれないので葉っぱをオアシスなどに挿して萎れるのを防ぐように注意しましょう。
なお、農薬などが付いていないか確認することも大切です。
与える前には綺麗に拭いてから与えるようにしましょう。
カラスアゲハ幼虫 pic.twitter.com/FLb8dTQx
— Medalist (@medalist12) 2012年6月9日
まとめ
いかがでしょうか?
カラスアゲハには新鮮で美味しい葉っぱを沢山与えて元気に成長してもらいたいですよね。
脱皮を繰り返して成長していきますが、脱皮をする前には、エサも食べず動きもしません。
動かなくなったとしても慌てず、そっと見守ってあげてくださいね。