ヒメジャノメとはどのような蝶で、どのような特徴があるのでしょうか?
他の蝶との違いとは!?
調べてみました。
ヒメジャノメの成虫とは?
薄暗い林になどの低い所を飛んでいるヒメジャノメ、比較的ゆっくり飛んでいます。
長く飛ぶことはなく、すぐに止まって休みます。
出現時期は5月から10月で北海道、本州、四国、九州で出現時期は5月から10月です。
腐った果実や樹液、獣糞を餌としています。
茶色の目玉模様がある地味な蝶です。
低地から山地まで見られます。
蝶は派手なイメージがありますが、ヒメジャノメをはじめ地味な蝶の種類は多いのです。
ヒメジャノメはジャノメという名のように、翅に目のような模様があります。
鳥から身を守るための模様ですが、大きな鳥には効き目がないようです。
ジャノメチョウの仲間!?
ヒメウラジャノメ、ヒメジャノ、ウラナミジャノメ、コジャノメがジャノメチョウ仲間です。
ジャノメチョウ仲間は他の蝶と違い、花の蜜に集まることがなく、腐った果実や樹液、獣糞を食します。
翅に目玉模様があり、茶色の地味な色が特徴的です。
幼虫の時はアズマネザサ、チヂミザサ、ススキなどの単子葉イネ科植物が幼虫の食草になります。
幼虫で越冬をします。
ヒメジャノメの幼虫期は体が薄緑で、顔は黒くネコ顔をしています。
キティ顔と言って今人気になっています。
ヒメジャノメとコジャノメの違いは?
ヒメジャノメとコジャノメはよく見ないと分けがつきません。
その違いとは、翅のジャノメの違いにあります。
よく見ると、蛇の目の蝶は、蛇の目と言われる翅の模様が特徴です。
茶色と白の境目のラインのカーブが違います。
後は、小さな眼状紋の数が違います。
よく観察しないと分からない差です。
まとめ
ヒメジャノメチョウは、地味な茶色の翅に目玉模様が特徴的です。
比較的に暗い林の中の低い所にいる蝶ですので、蛾と思っている人もいるでしょう。
ヒメジャノメは花の蜜に群がることはなく、腐った果実や樹液、獣糞を餌とします。
そこが他の蝶と違うところですね。