サトキマダラヒカゲは日本固有種のジャノメチョウ亜科に分類されているチョウの一種とされています。

元々は見た目が酷似していることから、ヤマキマダラヒカゲと同一種として括られて、キマダラヒカゲと呼ばれていたようです。

しかし、1970年ごろ、2種に分類されて低地に生息している種をサトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰蝶)、山岳地帯に生息する種をヤマキマダラヒカゲ(山黄斑日陰蝶)と呼ぶようになったと言われています。

サトキマダラヒカゲは年に2回発生するといわれ、春型は5月~6月、夏型は8月ごろに多く見られるとされています。

低地でよく見かけられるサトキマダラヒカゲの分布について調べてみました。

サトキマダラヒカゲ 分布

サトキマダラヒカゲの分布は日本全国?

サトキマダラヒカゲは北海道から九州にかけて広く分布してるようです。

北海道などの寒冷地では、生息数は少ないようです。

日本固有種とされ、日本以外では生息していないようです。

多くの地域では、平地から低山地にかけて生息しているとされています。

一方、過去には同種として見られていたヤマキマダラヒカゲは高山帯に生息しており、住み分けが出来ていることから、それぞれの漢字名に「里」と「山」が付いたと言われています。

しかし、最近は都市部の開発が進み、サトキマダラヒカゲが低地から標高の高い亜高山帯に生息域を広げる場合も多くなり、生息地による差異はそれほど明確ではなくなってきていると言われています。

また、屋久島や佐渡島にはヤマキマダラヒカゲしか生息しておらず、サトキマダラヒカゲは生息していないと言われています。

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まとめ

サトキマダラヒカゲは日本全国に広く分布しているチョウの一種であることがわかりました。

日陰を好み、日中よりも日没近くなってから活動が活発になるようです。

樹木から出る樹液をエサにしているようなので、木々の多い公園などで見かけることもあるようです。

サトキマダラヒカゲの夏型は特に多く発生すると言われているので、夏休みに近くの山林や木々の多い公園などで探してみてはいかがでしょうか。

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