サトキマダラヒカゲは、日本固有の日陰を好むチョウの一種とされています。
その為、チョウの仲間ですが、日中よりも日が陰ってくる日没ぐらいから活発になるようです。
北海道、本州、四国、九州と日本全土に広く分布しており、低地から亜高山帯の雑木林などが主な生息域で、都内でも市街地の公園や人家の周辺の木々の周辺でよく見られると言われています。
成虫は樹木からでる樹液を主に食事として吸うようですが、湿地帯で吸水することもあるようです。
また、稀に運動をしている人間に近づいて、その汗を吸す行為も観察されているようです。
これはナトリウムなどを摂取していると言われています。
サトキマダラヒカゲは4センチ程度で、翅は褐色、翅には眼状紋と呼ばれる模様が並んでいるようです。
そんなサトキマダラヒカゲの飼育方法について調べてみました。
サトキマダラヒカゲは蛹になってどのくらいで羽化する?
サトキマダラヒカゲは卵から孵化してから、大体1か月から2か月程度で蛹になると言われています。
野生の環境では、蛹は枯れ葉などに紛れて見つけにくいので、飼育する場合は卵か幼虫を探して採取するほうが良いと言われています。
サトキマダラヒカゲの食草はササ類やタケ類とされ、竹の葉や笹の葉の裏側を見ると、サトキマダラヒカゲの卵や幼虫を見つけることがあるようです。
幼虫を捕まえた場合、竹の葉や笹の葉を大量に摂取するため、余分に用意しておくことをお勧めします。
蛹になった後は2週間程度で羽化するようです。
幼虫が食草を止め、しばらくすると枯れ葉などで巣づくりを行い蛹化の準備を行うとされています。
蛹になってすぐはまだ柔らかいため、触れたり、落としたりしないように注意が必要でしょう。
蛹になったら冷暗所に保管するようにしましょう。
まとめ
サトキマダラヒカゲの蛹は1~2週間程度で羽化すると言われています。
蛹化して1週間程度経過したら、羽化の瞬間を記録する準備をしておくことをお勧めします。
また、幼虫から飼育する場合は、幼虫の頭の部分が猫のマスコットキャラに似ていると言われているので、そうした愛らしい部分も記録しておくと良いかもしれませんね。