ルリシジミとスギタニルリシジミは姿形がよく似ています。
今回はよく似ているこの2つの蝶について紹介していくと同時に、それぞれの違いについて紹介していきます。
蝶について詳しくなりたい方は要チェックです。
ルリシジミとスギタニルリシジミとは?違いは?
ルリシジミ、スギタニルリシジミについてそれぞれ紹介していきます。
ルリシジミについて
ルリシジミについてまずはみていきましょう。
- 大きさ:約12~19㎜
- 翅:翅の色はオスの場合は青藍色で、メスは外縁部が広く黒褐色となっています。裏の翅の色は白の地色に黒色の班点があります。
- 分布:全国的に分布しています。そのため比較的さまざまなところで見ることができます。しかし沖縄県では見ることができません。
- 生息:平地でも山地でも姿を見ることができます。明るい草地でよく姿が確認されます。
- 食草:幼い虫はマメ科バラ科タデ科ミカン科の花に群がり、成虫は地面で水を吸ったり花の蜜を吸ったりしています。
スギタニルリシジミについて
次に紹介するのはスギタニシジミです。
スギタニシジミについて紹介すると同時にルリシジミとどう違うのか見ていきましょう。
- 大きさ:約12~16㎜となっているため、ルリシジミよりも少し小さいですがほぼ同じくらいです。
- 翅:全体的に灰色をしており、黒色の班点があります。模様などはルリシジミと同じですが色が異なることが分かります。
- 分布:日本では北海道、本州、四国、九州に分布しています。特に九州で姿が確認されているようです。ルリシジミと比べると発生地が局部的となっています。
- 生息:低山地~山地に主に生息しています。食樹の制約があることからやや山地に生息している数が多いです。4月、5月と春のみに姿を表します。
- 食草:成虫はオオイヌノフグリ、カタクリなどの花に群がっている姿がよく確認されています。中には鳥などの糞に群がっている姿も確認されているようです。
まとめ
ルリシジミとスギタニルリシジミの違いについてみていきました。
- 大きさはルリシジミの方がやや大きい
- ルリシジミと模様などは似ているが色はやや異なっている
- ルリシジミは日本全国どこでも見ることができるがスギタニルリシジミは主に九州に分布している
- ルリシジミは低地~山地に生息し、スギタニルリシジミは食樹の制約から山地で姿を見ることが多い
- どちらも花の蜜を吸うがスギタニルリシジミの中には鳥の糞に群がるものもいる
いかがでしたか?
違いについて分かっていただけたのではないでしょうか?
姿を確認したらどちらかな?とぜひ確認してみて下さいね。