モンシロチョウって色の識別をすることが出来るの?
そんな疑問を抱く人も少なくはないようです。
モンシロチョウには見える色や見えない色があるのでしょうか。
モンシロチョウの色の見え方とどれだけ識別できるのかについて
色の見え方は光の波長によって識別され、色と光の波長の関係を表すとこのようなになります。
300 400 800 単位nm
紫外線・紫・青・緑・黄・橙・赤
人の目では400~800と言われ、紫から赤まで識別をすることが出来ます。
しかし、モンシロチョウの目の構造は人とは違い、300~650で、紫外線からオレンジまで識別することが出来ると言われています。
モンシロチョウは短い波長(青色)の光を識別する能力が高く、長い波長(黄色や赤色)は識別できない(文献参照)ので、アオムシも葉の色が青いほうを選んでいる可能性はある。
— SHINICHIRO HONDA (@s_honda8541) 2016年9月14日
モンシロチョウのオスは黒いの?
モンシロチョウのオスやメスの見分け方についても、人の目ではパッと見分かりません。
しかし、モンシロチョウの目から見ると、どのように見えるのかは分かりませんが、パッと見て識別することが出来るような構造に作られているようですよ。
ちなみにモンシロチョウのオスは黒く見えるそうです。
オスの羽はほぼ真っ黒なんだそうです。
黒く写る理由には、その部分には紫外線を吸収しているためだと言われています。
人間には紫外線の色を識別することが出来ませんが、モンシロチョウには紫外線の色を識別することが出来るということから、パッと見でオスとメスを見分けることが出来るのでしょうね。
まとめ
蝶も人間と同じように色の識別をすることは出来るようです。
しかし、色の見え方については人間とは違うようです。
人間には見ることのできない紫外線の色も、蝶には見えているようです。
紫外線が見えない事が、人間にとっては当たり前に感じていることから、「紫外線っていろがあるんだ~」と思う人も少なくはないように感じますね。
人間には、違った色に見える花でも、モンシロチョウにとっては同じ色に見えたり、逆に人間には同じ色に見える花でも、モンシロチョウにとっては違う色に見えたりすることもあるようです。
人間に紫外線が見えないように、モンシロチョウにとっても見えない色が存在しています。
見える色の範囲が人間とは違うだけで、人間と同じように色を識別することが出来るのは、興味深いですよね。