モンシロチョウの成長観察は、小学校などでも行われている一般的な観察です。
特に幼虫は動きも少ないので、飼育も容易だと言われています。
では、モンシロチョウの幼虫を上手に飼育するにはどうしたら良いのでしょうか?
何を用意したらよいのでしょうか?
そこで今回は、モンシロチョウの幼虫の飼い方や食べ物について説明したいと思います。
モンシロチョウの幼虫の飼い方
モンシロチョウの幼虫を飼育するために、まずは飼育環境を整えて迎え入れる準備をしましょう。
〈用意するもの〉
- 昆虫飼育ケース
- 餌
- 新聞紙
- ガーゼ
以上のものを用意し、ケースの底に新聞紙を敷き、餌を置きます。
幼虫は水分も必要としますので、ガーゼに水を含ませて餌のそばに置いておくと良いそうです。
また、乾燥は幼虫に悪影響を与えますので、直射日光が当たらない場所が良いとされていますが、湿気が多いのもまた良くないそうです。
餌を水に生けたり、ケースに水滴が残っていたりしないよう注意しましょう。
幼虫の飼育は比較的容易だとされていますが、フンの掃除、新聞紙や餌、水分の交換など毎日のお世話が必要になりますので、世話をできる準備ができてから迎え入れると良いでしょう。
準備が整ったら、畑などで幼虫を探し、葉ごと持ち帰りましょう。
幼虫はとてもデリケートですから、直接触らないほうが良いそうです。
また、モンシロチョウの幼虫は寄生虫がいることが多いと言われています。
特に暑い時期の幼虫に多いとされていますので、捕獲する時期をずらすか、卵の時期に飼育を始めると良いでしょう。
卵を持ち帰る場合は、他の種の卵と間違わないように注意が必要だとされています。
幼虫の食べ物は?
幼虫の飼育に欠かせない餌ですが、モンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物を好むことが知られています。
特にキャベツを好み、産卵もキャベツの葉にすることが多いそうです。
飼育の際の餌もキャベツを用意すると良いですが、農薬の心配がありますので、よく洗うか、キャベツの中のほうの葉を与えると良いとされています。
他にも、同じアブラナ科である大根の葉や菜の花、ナズナ、ブロッコリーの葉なども食べるそうです。
いずれも良く洗い、できるだけ新鮮なものを与え、こまめに交換するようにしましょう。
まとめ
モンシロチョウの小さな卵や幼虫を育てるのは、成長する様子が間近で見られてとても良い体験になります。
ただし、幼虫はデリケートですから、世話を怠ると亡くなってしまうこともあります。
きちんと世話のできる環境を準備してから、迎え入れるようにしましょう。